積雪

冬になると、各地で積雪の問題が出てきます。

 

とくに近年は異常気象が頻発し、2014年にいたっては全国的に数十年に一度の大雪があり多数の犠牲者も出てしまいました。

 

今回は大雪が降った時に知り合いやビジネス相手に送る手紙の書き方についてです。

挨拶にも結びの言葉にもルールがあるのでそれを踏まえて書くようにしましょう。

 

ではどうぞ。

 

普通程度の雪が降っているところへの手紙の書き方

平年通りの、大して問題にもならない雪が降っているところに手紙を送る場合、とくに注意を払わなければいけないポイントはありません。

 

この場合、送る手紙はだいたい以下のいずれかです。

 

  1. 寒中見舞い
  2. 余寒見舞い
  3. 年賀状
  4. 喪中見舞い
  5. 各種お礼(通知)状

 

(4)と(5)以外の3つをそれぞれ簡単に見ていきます。

 

寒中見舞い

寒中見舞いを出す時期は1月8日から節分までの約一か月間です。

 

この場合、投函日ではなく、相手に届く日のことなので、節分を過ぎてしまわないようになるべく早く出します。

 

基本的な文章校正は以下の通りです。

  1. 寒中の挨拶
  2. 先方の健康を気遣う言葉
  3. 自分たちの簡単な近況
  4. 結びの挨拶
  5. 日付

 

例文

  1. 寒中お見舞い申し上げます。
  2. 厳しい寒さが続く今日この頃、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
  3. おかげさまで私どもは元気に過ごしておりますので、どうかご放念ください。
  4. 雪が降りしきる時節柄、どうぞご自愛ください。
  5. 平成三十年 一月十一日 (縦書きなので漢数字になります)

 

ただし、これは「相手からまだ送られてきていない時の」構成例です。

 

こちらが出していなかった相手からの手紙に対する返事や喪中の人への手紙など、その時その時でまた構成例が違ってくるので注意しましょう。

 

余寒見舞い

余寒見舞いは、立春を過ぎてから寒さが続くころまでに送るものです。

 

こちらも、文章の構成は寒中見舞いとほとんど同じです。

 

  1. 季節の挨拶
  2. 相手の健康を気遣う言葉
  3. 自分たちの近況報告
  4. 先方の無事を祈る結びの言葉
  5. 日付

 

例文

  1. 余寒お伺い申し上げます。
  2. 立春とは名ばかりの寒さが続きますが、皆様お障りないでしょうか。
  3. おかげさまで私どもも無事に過ごしておりますのでどうぞご休心ください。
  4. まだまだ厳しい寒さが続きそうです。どうぞご自愛専一にお過ごしくださいますようお願い申し上げます。

 

(これも、相手からの余寒見舞いに対する返事の場合はまた少し違ってくるので注意しましょう)

 

年賀状

年賀状も、出す相手との関係性によって文章構成は変わってきます。

ここでは親しい友達への書き方の例をご紹介します。

 

  1. 賀詞
  2. 旧年中のお礼
  3. 近況報告
  4. (プラスアルファで)先方の幸せを祈る言葉
  5. 今後のお願い

 

例文

  1. あけましておめでとうございます(または、謹賀新年/新春など)
  2. 昨年は一緒にフォトコンで入賞できてとても良い思い出ができました。
  3. もっと良い写真が撮れるように、パーツを新調しているところです。
  4. ○○も今年のイントラ試験、頑張って合格してください。
  5. 本年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

このように、普通程度の雪が降っている場合はむりに文中に「雪」という単語を入れる必要はありません。

新年がきたということでおめでたいムードを楽しめるような文章にしましょう。

 

あとの喪中見舞いや各種お礼、各種通知に関しても、寒くて雪が降っているからといって無理にそういった季語を混ぜる必要はありません。

 

自然に、伝えたいことのみ伝えます。

 

大雪が降った時に送る手紙のルール

以上で見てきたのは、あくまで「普通の雪が降っている」場合のものです。

 

しかし2014年の豪雪など、ときに人命が失われるような大雪が降ることもあり、そういった際には手紙のルールもまた変わってきます。

  • 寒中見舞いや余寒見舞いではなく、お見舞い手紙になる
  • 挨拶文や近況報告、結びの挨拶はNG
  • 励ましの言葉、助力を願い出る言葉、無事を祈る言葉のみにする
  • 「また」「ふたたび」「重ね重ね」「続く」などの忌み言葉を使わない
  • 手紙でもよいが、交通網のマヒで届くのが遅れることがあるのでメールでも可

 

犠牲者が出ていたら?

大雪でお見舞い手紙を送る相手にすでに犠牲者が出ているとわかっていた場合、お見舞いではなく「お悔やみ」を述べることになります。

 

ただしお悔みは直接会って伝えるのが礼儀で、手紙で伝えるのはあくまで略式のものです。

 

なので文中にはそれに対する謝罪も入れます。
例文

この度は、○○○様ご逝去の報を受け、心よりお悔やみ申し上げます。
ご生前の明るい笑顔をもう見られないと思うと、私どもも悲しい思いです。
本来であればすぐにでもお伺いしたかったのですが、やむを得ぬ事情でできなかったこと、大変申し訳ございません。
ご家族の皆様の悲しみはとても計り知れるものではありませんが、どうかお気を強くお持ちください。
略儀ながら、書中にてお悔やみ申し上げます。合掌

 

お見舞いの手紙の場合、結びの挨拶はつけないのがマナーです。

 

しかしお悔やみの手紙の場合、この例のように最後に「合掌」をくわえます。

 

知り合いへの手紙の例文

知り合いに対してもビジネス相手に対しても、相手は豪雪の被害に遭っており忙しいものと考えられます。

 

なので早急で心籠った返信は期待せず、ただこちらの気持ちが伝わるような文面のものを使いまわしてしまってもよいでしょう。

 

例文

先日の豪雪で○○○様の地域に甚大な被害が出ていると知り、とても心配です。
○○○様方におかれましては被害はございませんでしたか?詳しい被害状況がわからないため、被害が最小であるとことを心よりお祈りするばかりです。
皆様方には不便な状況が強いられると思いますが、どうか無理をなさらぬようお願い申し上げます。
何か私にできることがあれば可能な限りのお手伝いをさせていただきたいと思っていますのでご遠慮なくお知らせください。
まずは、失礼ながらメールにて(書中にて)お見舞い申し上げます。
敬具

 

 

ビジネス相手への手紙の例文

ビジネス相手への手紙も、基本的なルールは同じです。

相手は大雪の影響で大変なことになっているので、時候の挨拶や近況報告などは省き、大雪の心配などを書きます。

また、プライベートの知り合いに送るのと違い、手紙の頭には相手の会社名と受取人を書かなくてはいけません。
例文

株式会社 ○○○
想定受取人の部署、役職、名前前略先日の豪雪で御地でも甚大な被害があったと知り、貴社社員ならびに関係者皆様方がご無事でいらっしゃるか心配しております。

一部の地域の方々は避難所にも入られたということで、貴社社員の中にも本当に大変な思いをされている方がいることとお察しいたします。

まだはっきりとした被害状況が明らかになっておらず、お被害がこれ以上拡大しないことを心からお祈りするばかりです。

弊社といたしましてもなにかお力添えできることはないかと考えております。なにかお入用のものがございましたらすぐにお送りいたしますのでご遠慮なくお申し付けください。

大変な事態にお身体に障るようなこともあるかと存じますが、どうかご無理をなさらぬようお願い申し上げます。

取り急ぎ、書中をもちましてお見舞い申し上げます。

草々

平成〇年〇月〇日
株式会社○○○
名前

 

まとめ

  • 「お見舞いの手紙」でも「お悔やみの手紙」でも、時候の挨拶と結びの挨拶はNG
  • ただし「お悔やみの手紙」の場合のみ、「合掌」を最後につける
  • 「お見舞いの手紙」の場合は、「敬具」や「草々」をつける
  • ビジネスでもプライベートでも、書くのは励ましの言葉と無事を祈る言葉、そして助力を願い出る言葉

 

 

ではここまでありがとうございました。

 

近年、世界各地で異常気象が発生しています。

 

これからも大雪が発生する年は出てくると思ってよく、そういった時、関係のある人が被害に遭っていたらなにか思いやりのある言葉を伝えてあげたいものです。

 

逆に自分たちが被害者側になる可能性もあるので、油断せず常日頃から大雪などには備えておきましょう。