オウムの死刑とW杯のニュースに紛れ、いつの間にか水道水の民営化が可決されていましたね。

 

いい法案だったのかな? と思いきや、反対の声や問題点を指摘する声もあり、あまりよいイメージは抱きません。

 

今回はそんな水道民営化が抱える問題と他国での事例、ペットボトル水で問題を回避できるかについて見ていきましょう!

 

水道水の民営化とは?

水道水は今まで、自治体などの行政が管理、運営していました。

 

そのおかげで水道水は他国と比べると安く、住民の生活も助かっていたといえます。

 

しかし今回、民営化が可決されたことにより、自治体が水道の運営を企業に売り飛ばすことができるようになりました。

 

水道を民営化するとどうなる?

賛成派のこれによるメリットは以下のとおりです。

賛成派のいうメリット
・水道事業の広域化と促進
・コンセッション方式で利益率を高める→老朽化した水道管を更新するための工事費に充てられる
・競争による水道料金の値下げ→住民の生活が楽になる

 

コンセッション方式とは所有権を自治体などに残したまま、運営を企業がおこなうというものです。

 

そして反対派のいうデメリットは以下のとおりです。

反対派のいうデメリット
・安くなるわけなどなく、絶対に高くなる
・水道料金は他国の例を見ても4~5倍ほど上がるだろう
・低所得の人たちが水道水を飲めなくなる
・ボリビアでは値上げしてしまったので暴動が起きて200人近く死んだ
このようにしてみると、政府の説明は矛盾があり、国民からすると納得できないもののようにも聞こえてきます。
しかし他方で、こんな論もあります。
政府の別の狙い
・民営化を成功させてそのノウハウで途上国に参入する
・完全民営化ではない。値上げに関しては自治体の許可を必要とさせるので、フランスのようなことにはならない
こう聞くと、日本の国民にとって決して悪い話ではないようにも思えてきます。
ただ、利害の一致や癒着でその方向で動いてしまうのも政界の特徴です。
これらのうちどれが現実になるのか、それが非常に気になるところですね。

水道の民営化は失敗の事例がよく聞かれるけど?

日本は2013年に麻生太郎が民営化を公言し、他国を驚かせました。

 

しかしそれは他国からすればかなり遅く、フランスなどは1985年に民営化し、失敗したために2009年以降は公営化に戻しています。

 

他の国も似たような動きで、日本が2013年に初めて公言するまでに、すでにたくさんの国か民営化→劇的な値上げ→住民の生活を逼迫  ということを経験してきていました。

 

またそれだけではなく、運営権を利益追求型の企業に渡すということは、水質の汚染にもつながります。

公的機関に運営されていた今日までは水質のチェックが厳しく、安全に飲むことができていました。

 

しかし海外の例を見ると民営化によって水質汚染が起こったことが多々あり、最悪の場合はこれらが蔓延したりもしています。

 

こういったことからも民営化は様々な点で国民の生活を逼迫するのではないかという声があるのですが、日本はいいところどりの真似が得意であるということも言われています。

 

なので、もしかしたら成功し、水道の民営化で得をした数少ない例になるかもしれませんね。

 

水道水が値上げした場合の対策は?

政府や一部の論者は、水道水が不当に値上がることはないと語っています。

 

しかし外資系の(ボリビアやフランスを苦しめた)企業はとうぜんながら利潤を目的としており、場合によっては値上げが現実のものになる可能性も捨てきれません。

 

そしてその対策として、こんな言葉がありました。

 

だったら水道水は契約しないでペットボトルの水を買えばいいのでは?

 

これは果たしてどうなのでしょうか?

 

なんとなく、水道水の値上げに伴ってペットボトルの水も値上げされてしまいそうな気がしないでしょうか?

 

2013年、増税に伴い自動販売機で売られている一部の缶ジュースが120円から130円に、ペットボトルの一部商品が150円から160円に値上げされてしまいました。

 

スーパーやコンビニで買う際には値上げされないものもあったものの、これによって自動販売機で買うと高くつくとイメージが強くなり、利用者数が減ったのを覚えています。

 

 

また、今回は水道水ですが、それに伴ってスーパーのペットボトルに頼る人が多くなれば、一部のペットボトルの水が値上げされてしまいそうな気がしないでもありません。

 

また、もし値上げしなかったとしても、ペットボトルの水に乗り換えれば冷蔵庫を占有しすぎたり、結果的に高くついていたりと、不安要素が大きいのも事実です。

 

なのでその時は、一部のお水の会社が提供しているウォーターサーバーを契約するのがよさそうです。

 

なかには設置が無料で、月々の固定費もなく、お水代だけ、というものもあります。

 

サントリーの提供しているサーバーや鈴与のクリクラなど、安く大量に飲めるサーバーがたくさんあるので、この機会に検討してみるといいかもしれません。

 

 

だれしも、水道水が4~5倍に値上がりするなんてことは認めたくないですよね。

値上がりなんてしない、という声もあります。

 

どちらかはわかりませんが、地域によって値上がりするところとしないところが出てくる可能性があります。

 

値上がりした際には、なるべく早く代替案を見つけ、無駄な出費を抑えたいものですね。