スリラー

 

皆さんスリラー映画はお好きですか?

私は大好きです!昔は幽霊や妖怪の類は大の苦手だったのですが、いつのまにかオカルトマニアになっておりました。人生って不思議ですよね。

そんな私、週に1回はホラー映画を見ています。なぜかといえばホラーに楽しさや高揚感、エモさを感じるからです。

本来、恐怖とはストレス。確かにびっくりシーンやじわじわと迫る恐怖には心臓が疲れる!と思うこともありますが、ホラーによるストレスは良いストレスなんですよね。

 

ホラー映画は「非日常であり非現実」なため、ふだんの窮屈な生活や疲労の多い現実に刺激を与えてくれます。まあ、言ってしまえば一種の現実逃避ですが…(笑)

 

だからこそ疲れてる時なんかはホラーが見たい!という気分になります。なりません?憑かれてる?憑かれてません!!

 

そこで今回は私は思うスリラー映画の名作と駄作をご紹介していきます。ホラー色が強めかどうかは恐怖度を★の数で表しますので、ご参考にしてくださいね。

 

【何回でも見たい!大好きスリラー】

まずは私の好みに突き刺さった名作からご紹介。

■キャビン(2012年)
恐怖度:★★★☆☆

週末を山小屋で過ごす計画を立てた大学生4人。

しかし地下室への扉が(勝手に)開いた瞬間から、ホラーのお約束とも言える展開に次々と見舞われ、彼らは恐怖する……も、それはある組織によって仕組まれていた壮大な計画だった、というとんでもストーリー。

大好き。

 

他のホラー映画のオマージュが多いので、ホラー映画を見ていれば見ている人ほど楽しめる作品になっています。元ネタがわかると序盤のタイトルコールですら笑っちゃう。

 

ホラー映画の常識破り、というよりホラーの常識をうまく生かした秀作。終盤の殺戮エレベーターは本作随一の見どころ。

半魚人のフラグも完璧です。

登場人物も皆個性的で、施設の人間ですら愛嬌があり憎めないキャラクターに仕上がっています。

 

特に最初はヤクをキメまくっていてヤバい奴オーラ満載のマーティですが、後半のカッコよさが最高。そして主人公ディナ役のクリステン・コノリーががメチャクチャカワイイ。

 

■悪の教典(2012年)
恐怖度:★★★☆☆

容姿端麗で有能、かつ親しみやすい人柄で生徒や教師から人望のある英語教師・蓮実聖司。だが彼は、自分にとって都合の悪い人間を平気で殺害できるサイコキラー。天才とも思える手段で邪魔になった人間を次々と殺害していくも、一つの計算外が起きる…。

当時は悪役のイメージなど微塵もなかった伊藤英明がサイコパス教師を演じる、ということで話題になった衝撃作。

蓮見に伊藤英明を抜擢したのはまさに成功といえましょう。爽やかイケメンなのに冷酷で残忍…ギャップがたまりません。

 

殺害手段に無駄がなく、鮮やかな手並みで邪魔者を排除する様も見事。

 

それと生徒の皆殺しを始めた時のレトロな風な音楽が、これまた殺戮シーンとのギャップを引き立てていて良かったです。伊藤英明の筋肉美のサービスシーンも良。サイコイケメンが見たい方にオススメ。

 

 

■アンフレンデッド(2014年)
恐怖度:★★★★☆

泥酔し脱糞したまま寝てしまった様子を撮影され、Youtubeにその動画を上げられた女子高生ローラはネットいじめを受け、拳銃自殺をする。

 

それから1年後、ローラの親友・ブレアはその動画を見ながら彼氏とskype通話をしていると3人の友人が会話に乱入。

楽しく会話するもその最中に6人目の見知らぬユーザーが加わり、そのユーザーを追い出そうとしたことから恐怖の復讐劇が始まる、といった新感覚SNSホラー。

 

その謎のユーザーがローラであることはお察しなのですが、その制裁の仕方がなかなかに残忍で斬新。

 

登場人物はもれなく全員クズなので、こんなに同情のできない映画は初めてかもしれません。

 

映像は最初から最後までブレアのデスクトップ画面で進むので、パソコンで見るとよりリアルに楽しめるかと思います。まさに現代ホラー。

 

予告でも紹介されていますがローラのFacebookやtwitterのアカウントは実際にあるので、興味のある方はご覧になってみてくださいね。

 

アンフレンデッドの感想とあらすじ!週1ホラー人間のネタバレ。

 

■エスター(2009年)
恐怖度:★★★☆☆

三人目の子供を流産し、その悲しさを癒すために孤児院から子供を引き取ることにした夫婦。

 

そこでエスターという9歳の女の子を養子に迎えるも彼女には謎の行動が多く、母・ケイトは違和感を覚える。エスターに隠されたその秘密とは?

子役がとにかくカワイイ!それだけでも見る価値があります。歳の割に落ち着きがあって賢く、なのに歯医者を嫌がったり首のリボンを外そうとすると嫌がったり…と、勘の良い人なら気付いてしまいそうですが、真実に至るまでのエスターの奇行が怖い。

 

部屋のアレなんか普通にビビる。ホラー映画ですがでも幽霊系ではないので、その手のものが苦手な方でも楽しめる作品になっています。

 

■バトル・ロワイアル(2000年)
恐怖度:★★★★☆

キャッチコピーは「ねえ、友達殺したことある?」

経済危機により最悪の失業率。子供は親を頼れず、学級崩壊や家庭崩壊が増加。子供たちを恐れた大人は「BR法」を施工。

 

このBR法に選ばれた主人公・七原たちのクラス3年B組は修学旅行のバスで強制的に眠らされ、無人の島へ拉致される。そしてそこで最後の1人になるまで殺し合うバトル・ロワイアルが開始されるのであった…。

この作品は当時衝撃の問題作として話題になりました。私はバトロワ大好きでして、映画もですが原作と漫画も未だに所持しております。三村派です。

映画はキャストがすごく豪華で、ビートたけしに藤原達也、前田亜紀に山本太郎、柴崎コウに栗山千秋、安藤政信、塚本高史。この面々が殺し合ってるんですよ。すごくないですか。突如として日常が崩され、仲間同士で殺しあわねば生きて帰れない…この設定はなかなかにゾッとしますよね。

 

友達だと思ってた人を殺さなきゃならないし、殺されるかもしれない。下手な幽霊ホラーより断然怖い。

 

しかもまだ中学生の子たちですよ。途中途中キャラに感情移入してしまって、初見の頃は心臓が疲れる思いで見てました(笑)

 

でもただ残酷なだけでなく、考えさせられることもいっぱいあります。暴力的な作品だから…という理由だけで敬遠している方には勇気を出して見てほしいと思います。もちろんグロいのが苦手な方はご注意。

 

■HOSTEL(2006年)
恐怖度:★★★★☆

3人の大学生バックパーカーは、ヨーロッパを旅行し毎夜遊び歩いていた。そんなある日、女を楽しめるホステルがあると教えてもらい、意気揚揚と向かってみると噂どおりの場所。女遊びに励む3人だったが、そこで仲間が1人、また1人と消えていく…。

そのホステルに入ったが最期系スプラッター。最初のちょっとエッチなシーンから一転、後半のグロさがすごい。あんなにピンクな雰囲気だったのに後半は阿鼻叫喚、出血大サービス!(指とか目玉とかの)ポロリもあるよ!かなりエグい上に隠さずバッチリ見せてきますので、相当に耐性がある方でないとキツいかもしれません。

施設に入ってからは胸糞の拷問シーンが続きますが、主人公パクストンの脱出劇は見物。

 

伏線の回収もしっかりしてくれるんですよ、これがまたスカッとするやつで。まあ話自体はスカッとしませんけども…。また、チョイ役ですがホラー映画の旗手・清水崇監督本人が本編に出ています。見た際はぜひ注目してみてくださいね。

 

■サプライズ(2011年)
恐怖度:★★★☆☆

両親の結婚35周年を皆で祝うため、次男は恋人・エリンを連れて家族パーティーに参加。

 

しかし一家団欒も束の間、突如謎の動物マスク集団に襲われ、1人、また1人と犠牲になっていく。

 

パニック状態に陥るもエリンだけは率先して行動を起こす…のですが、このヒロインがすごい。謎の集団よりエリンが怖い。

 

突如として部外者が家族を襲う系ホラーはよくありますが、そんなぬるい作品ではありません。一方的な殺戮はさせません。見ててスカッとする、というより笑ってしまう展開。

 

大して怖くはないですが、ちょっとだけ残酷描写があるので苦手な方はご注意。ですが戦う武闘派女子が好きな方にはぜひ見てほしいです。エリンすごくかっこいいんですよ、女の私でも惚れてしまいそう。EDロールのセンスも◎

 

■自殺サークル(2002年)
恐怖度:★★☆☆☆

公開当時は問題作として話題になった園子温監督作品。

怖さを求める人より鬱々しさを求める方向け。希望が持てない人間の心の闇がじわじわと入り込んでくるような、薄暗~い雰囲気で話が進みます。

 

電車で女子高生が集団自殺する場面が一番印象的ですが、じゃあ死にまーす!ぐらいの明るさと軽さで飛び降りる学生たちも衝撃でした。

 

一瞬しか映りませんが、どこかの家庭の母親がまるで野菜を切るように自分の指を包丁で切っていたシーンなんかもゾクッとしました。そんな日常の中にある異変こそが怖い。

 

ホラー色は弱めですが、鬱度は超ド級です。
また、続編でありの前日譚にあたる「紀子の食卓」は本作とリンクする部分があるので併せて見るとより世界観がわかると思います。

 

■呪怨 白い老女(2009年)
恐怖度:★★★★☆

新しい家に越してきた磯部家。長男・篤はその家に置いてあった姿見を見付け、触れた途端に鏡から出てきた手に腕を引っ張られる幻覚を見る。そこから全ての恐怖が始まった…。

 

 

数ある呪怨シリーズの中でもズバ抜けて好きです。1時間という短さなのでお手軽にホラー摂取したい方にオススメ。ロリコンのムロツヨシも見れますよ。

ケーキ宅配員の文哉は既に惨劇が起こった磯部家を訪問するも誰も出ず(当たり前ですが)、何回か呼び掛けるうちにやっと家人の声がして少し姿が見える。

 

でもその人はずっと同じ言動を繰り返すだけ。一見すると日常なのに、それが既に存在していないことをじわじわと思い知らされる…。この背筋をなぞられるような恐怖感、好きですね。

 

ちなみに監督曰くこのループを「無限地獄」と呼ぶそうですが、これが私のツボにクリーンヒット。

謎の老婆、ノコギリ切断、鞄の生首、不穏なカセットテープ。白い老女はしっかり怖がらせながらも、切なさやエモさも兼ね備えている秀作だと思っています。

 

■ゲット・アウト(2017年)
恐怖度:★★★☆☆

アフリカ系アメリカ人で黒人のクリスは、恋人ローズ(白人)の実家に挨拶へ行くことに。

 

ローズの両親はクリスが黒人であることは気にならないと歓迎してくれるも、ローズの実家であるアーミテージ家の使用人は黒人ばかり。

しかも催眠術の使える母親によって強制的に嫌煙体質に。どこか怪しげな一家に違和感を覚えつつもクリスはパーティーに参加するが、そこでまた奇妙な事態に遭遇する…。

 

 

人間の欲望こそが怖い系ホラー。夜中に全力で走る庭師にびくっとしたり、泣きながら笑顔を浮かべる家政婦は本作で一番恐怖を感じました。あの強烈な笑顔のインパクトよ。

 

この一家の正体がわかるまでは、見てる側もクリスのように不安な気持ちにさせる不穏さがバッチリ。

 

しかし怖いだけでなく、伏線がとても巧みです。本編内で回収する伏線もですが、黒人差別の歴史を語る上で出てくるあれやそれやが何気な~く仕込んであるのも芸が細かい。世間の評価に違わぬ傑作だと思います。

また、実は本編のEDとは別のもう1つのEDが用意されており、そちらはバッドエンドとして作られたもの。監督曰く、未だに黒人差別は続いていることを示しているそうです。このEDは円盤に収録されておりますので、気になる方はぜひこちらも見てみてくださいね。

 

■フッテージ(2012年)
恐怖度:★★★☆☆

事故物件を調査しそれを新作のネタにするため、ワケあり一軒家に越してきたノンフィクションライター・エリソンが屋根裏で謎の8ミリフィルムを見つける話。

私は予告の時点で惹かれましたね。フィルムに残された家族の首吊り映像。これにはぐっときました。見てみると一見なんてことないような平和な映像が、惨殺シーンのエグさをより引き立てています。

 

最初はフィルムのタイトルからは内容が読み取れないのですが、このフィルムがどういうものかを理解していくと見る前にわかってしまうんですよ、殺され方が。結局このフィルムは何だったんだっていうとアメリカ映画にあるあるのアレで、おまけに主人公が生粋のクズなので世間の評価自体はあまり高くないようですが私は好きですね。フィルムに残る日常と非日常のそのギャップ。芝刈りというタイトルの絶望感。ぐっときますわ。

 

【誠に残念!駄作スリラー】

ホラー

次いでどうしても好きになれなかった作品をご紹介。

 

■パラノーマル・アクティビティ(2007年)
恐怖度:★☆☆☆☆

同棲中のカップルが超常現象に悩まされ、その正体を暴くべく部屋に監視カメラを仕掛けることに。そこに映っていたものとは…という感じなのですが、一言で言うと「飽きる」。

 

監視カメラの映像をひたすら見るだけなので話の起伏ががほとんどなく、なぜあんなに高評価されているのか私にはさっぱり理解できません。

確かに薄暗い監視カメラの映像は何か起こるかも…と思わせてくれるのですが、実際びっくりシーンは一度きりです。

 

とはいえそれすら怖いとは思えませんでした。寧ろ彼氏の行動にイライラすることのが多いです(笑)監視カメラ映画というのは斬新で良かったんですけどね。最凶ホラー!という割にホラー色は弱めだと思います。

 

■ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年)
恐怖度:★☆☆☆☆

大学の映画科に属する3人の学生が、伝説の魔女「ブレア・ウィッチ」を題材にしたドキュメンタリー映画を撮るため、踏み入れてはいけない森へ向かってしまうというストーリー。

駄作だと思う理由はパラノーマル・アクティビティとほぼ一緒です。POVの見せ方はそこそこ良いんですが、いかんせん内容がない。

 

途中で仲間割れが起こるシーンなんてイライラしてきます。ホラー映画ならぬイライラ映画。しかも肝心なものが一切わからず、もやもやしたまま終わります。こちらもホラー色弱め。

 

■少女生贄(2013年)
恐怖度:★★☆☆☆

小さな田舎町に越してきた牧師一家。町の住人たちは皆優しく親しみやすく、荷物運びを手伝ってもらうだけではなくケーキまで作ってくれました。

 

しかしそのケーキから謎の牙が出てきて、それを食べた長女が口を怪我します。そこからだんだんと空気が怪しく、その町の異様さがあらわに……なるんですが、今更新鮮味のないよくある生贄もの。

日本版ジャケットにンボボボボという本編に全く関係のない擬音をつけられ、そのインパクトでちょっと話題になったなんちゃってホラー。ジャケットのインパクトが全て。先に上げた2作品に比べればホラーしてますが、ストーリー自体が残念です。

 

■0:34(2004年)
恐怖度:★☆☆☆☆

地下鉄の最終列車に乗り遅れた主人公・ケイトが、駅に閉じ込められてしまったがばかりに地下道に住む殺人鬼に襲われる話。

作品全体としては面白いとは言えません。ジャケットはなかなかそれっぽさがあるんですけども。

 

しかし先にあげた3作よりは評価できます。それが度々笑わせてくれる点。特に笑撃のラストは本作唯一の見どころ。なんかもうね、ツッコミが追いつかないんですよ。幽霊は一切出ませんし、怖くはないのでホラーを求めている人には不向きですが、ホラーにシュールな笑いを求めれている人には向いているかもしれません。

 

【個人的な名作/駄作まとめ】

ホラー

ざっと挙げてみました。まだまだオススメしたい作品はあるんですけどね!今回はその中でも特に好きな作品をご紹介しました。

紹介した作品を見たことある方は同感して頂ければ嬉しいですし、見たことがない方は興味を持って頂ければと思います。

 

ちなみに私の一番おすすめスリラー映画はキャビンです。大好きすぎて何回も見てます。作品中に描かれているオマージュがわかるとホント楽しいんですよ。見たことない作品は調べて本編を見て、そこからまた見直すとアア~!ってなってまた楽しめる。そしてディナがひたすらにカワイイ。

 

名作として紹介した映画はぜひ色んな方に見てもらいたいですし、駄作として紹介した映画も人によっては好みかも?と感じるかもしれませんので一見の価値はあるかと思います。

見るか見ないか足踏みしてる方のご参考になればこれ幸い。それでは皆さん良いスリラーライフを!