「死霊館のシスター」、とてもおもしろ怖かったです。

 

時系列的にいうとすべての死霊館シリーズより前のはなしということで、あらすじやヴァラクの顕現の経緯、最後と続編などについて気になっている方も多いのではないでしょうか。

 

ということで今回はそれらについてと、見終わった感想について書いていきたいと思います。

 

結論からいうと、怖さあり脅かしあり楽しさありでした♬

 

(完全なネタバレなのでNGという方は見ないでください)

 

 

あらすじ

最初から最後まで、あらすじはルーマニアの修道院の敷地内のみで展開していきます。

 

大まかにいうと、尼僧が自ら首をくくった事件を調査するために神父と尼僧見習、そして現地の案内人男性が修道院へ入っていき、怪奇に巻き込まれるという話です。

 

以下がストーリーの流れです。

 

(序章)尼僧が自らの命を絶つ

序章で、二人のシスターが修道院内を怯えつつも歩いている姿が映し出されます。

 

彼女たちが目指しているのはある部屋。

そこに通じる鍵を使い、最悪の事態を覚悟しつつも意を決して老練のシスターが扉を開けて入っていきます。

 

しかしその扉には”God Ends  Here(神の終わり)”と書かれており、残った若いシスターはパニックに陥りそうになりながらも扉に入らず跪いて神へ祈りを捧げています。

 

 

・・・・・・。

 

すると突然、奇妙な音が聞こえます。

 

自分達が立ち向かっている相手のことを知っているだけに、恐らくシスターはその瞬間に最悪の場合が実現してしまったと察知したでしょう。

 

 

突然、目の前に血だらけになった老練のシスターが現れ、「逃げなさい」と促し、扉の鍵を預けてきます。

 

若いシスターは一度は尻込みするものの、直後に老練のシスターが「それ」によって暗闇の中に引きずり込まれていったことで半狂乱になり逃げだします。

 

 

そんな彼女を闇の中から見つめるのは黄色の目をしたシスター。すでに老練のシスターの姿は見えなくなっています。

 

彼女は息も絶え絶えに走り、とある一室へとたどり着きます。

 

そこにあったのはあらかじめ用意されていた太いロープ。

彼女はそれを首にかけると、一度だけ後ろを振り向き、迫ってくる黄色い目を確認して本当に逃げられないということを悟ります。

 

「神よ、お許しください」

 

そして彼女は飛び降り、すぐにロープが張ります。

 

彼女が飛び降りた窓に近づいていく異様な影。

直後に窓の扉が閉まり、その存在は姿を消します。

 

シスターの遺体が発見される

それから数日後、修道院にある配達員の男性が来ます。

 

「呪われている」ということで村の誰も修道院に近寄ろうとはせず、定期配達はその男性の役割になってしまっていたのです。

 

 

そしてまもなく、修道院の入り口扉の上で首を吊った遺体がぶら下がっているのに気づきます。

顔はカラスに食いちぎられ、見るも無残な姿になってしまっています。

 

“Oh God”

 

そういったところで突然ロープが切れ、遺体が階段に落ち、触発されたカラスたちが一斉に飛び乱れます。

 

(ここまでが序章で、このあと直接の描写はないものの遺体は男性の手で修道院内の冷蔵室のようなところへ移され、そのあとで教皇庁への連絡もすまされます)

 

 

主要な登場人物たちが集結

バーク神父は過去に悪魔祓いの失敗で依頼人の少年の命を守れなかったことがあり、それをトラウマのように感じていました。

 

そしてそんな神父のところに、教皇庁から命令が入ります。

 

「聖職者の自殺は大罪です。土地勘のある尼僧見習をつけるので、件の修道院に行って調査をし、修道院が今も神聖かどうかを報告してください」

 

自分が選ばれたことに納得できず、裏があるのではと追及するバーク神父ですが、けっきょく行くことになってしまいます。

 

そしてそのバーク神父についていくのは尼僧見習のアイリーンです。

彼女はまだ生涯宣誓をたてておらず、シスターではありません。

自分の進むべき道としてシスターという選択肢が正しいのかどうか迷っていたのです。

 

 

二人はルーマニアへ赴き、そこで遺体の発見者であり案内人でもあるフレンチ―と出会います。

 

軽い調子のフレンチ―にバーク神父とアイリーンは少し困りますが、二人が聖職者であると知ると態度を正し、無礼を詫びます。(二人は私服だったので気づけませんでした)

 

この時点で、面白さあり誠実さありのフレンチ―にアイリーンは悪くない印象を抱きます。

 

途中で馬が怯えるということもあって徒歩移動する羽目にもなりますが、三人は修道院の入り口(遺体発見場所)に到着し、階段に付着している血が今も乾いていないことに驚愕します。

 

「ここはふつうじゃない」

 

この時点で、バーク神父とアイリーンはそう察知していました。

 

遺体の確認

3人は霊安室へ行き、そこで件の尼僧の遺体を見つけます。

 

近寄って確認しようとするバーク神父でしたが、その前にフレンチ―が制止し、言います。

 

「あらかじめ言っておく。俺は遺体を椅子に座らせてなんかいない。床に寝かせていたはずだ」

 

三人は肝を冷やしますが、バーク神父は「死後硬直で変に体が動くことがある」とごまかし、遺体が鍵を握りしめていることに気付きます。

 

バーク神父とアイリーンはそのカギがきっと大切なものに違いないと考え、回収したうえで遺体を埋葬してあげます。

 

そしてこの時、敷地内には多くの墓がありました。

 

その墓一つ一つにおかしな鈴がついており、(誰か忘れてしまいましたが)疫病が蔓延していたころの生き埋め対策につけられたもので、棺の中で蘇生したら鈴を鳴らして外の人に助けてもらうようにしていたという説明が入ります。

 

また、修道院の屋根は破壊されており、第2次世界大戦での爆撃の様相が見てとれました。

 

とにもかくにも3人は遺体の埋葬を済ませ、修道院内へと入っていきます。

 

修道院と修道院長

三人が修道院に入ると、中は薄暗く、およそ誰かがいるとは思えない静けさです。

 

それでも探していると、ある聖堂らしき場で修道院長と出くわします。

 

とはいっても、椅子に座っている修道院長の顔は暗いせいでよく見えません。

 

バーク神父は、「尼僧が飛び降りた件について教皇庁からの命令で調査をしに来たので、全員に聞き取り調査をしたい」と言います。

 

しかし修道院長の返答は要領を得ません。

 

「飛び降りた?」と、事件について知らないようなそぶりを見せつつ、「勝手に死体を埋めたのですね」と少し怒気をはらんだ声で言います。

 

最終的には調査に応じることを約束しますが、今日は終日祈りを捧げることになっているので明日からなら協力しますということになります。

 

フレンチ―は釈然としないものを覚えますが、聖職者であるバーク神父とアイリーンは納得し、素直に引き下がります。

 

そしてその日は聖職者二人は修道院内の客室に泊まることになり、フレンチ―は「こんな薄気味悪いところよりはましだ」といい、数日後に迎えに来ることを約束して暗い帰路につくことになります。

 

(襲撃)ヴァラクの影

暗い森の中、帰路を急ぐフレンチ―ですが、本当に修道院内よりはましだったらしく、とくにおびえた様子を見せることもなく淡々と歩きます。

 

しかしその視界の端に何かが映った気がします。

 

それはなんどか表れますが、どう見てもシスターでした。

 

フレンチ―は後を追い、墓地まで来ます。

 

しかし誰もおらず、怯えつつも帰ろうとすると突然目の前に首を吊ったシスターが降ってきて、ロープも切れて地面に落ちます。

 

叫び声をあげるフレンチ―に腐敗したシスターが迫り、両者は激しく地面を転がりもみあいます。

 

なんとかシスターを突き飛ばして距離をとったフレンチ―ですが、顔をあげるとそこにはシスターはいなくなっていました。

 

彼は墓についていた十字架を引っこ抜くと、魔よけ代わりにそれを持って駆け足で逃げ出します。

 

 

 

 

そして次はバーク神父です。

 

彼は夜中にラジオのようなものの砂嵐のような音で目を覚まし、それを消しに行きます。

 

そして消した瞬間に、男の子の気配を感じ取ります。

 

それはまるで自分が救うことができなかった男の子のようで、バーク神父はその気配を追い墓地まで行きます。

 

墓の陰から現れた少年は、本物の少年ではありませんでした。

 

「なんで僕を救ってくれなかったの!」

そう叫ぶと少年は蛇となってバーク神父を襲い、バーク神父は開いていた棺桶に落ちてしまいます。

 

そして勝手に閉まる蓋。一瞬で土の中に埋められる棺桶。

 

バーク神父は埋められたことに気付き、パニックになって鈴を鳴らし、助けを求めます。

 

 

 

 

そんなとき、アイリーンもまた「なにか」に襲われていました。

 

黄色い目をした恐ろしい顔の尼僧。

それがアイリーンを襲い、彼女は命からがら外に逃げ出し、次いでバーク神父を探して墓地にたどり着きます。

 

すると鈴が鳴っている墓があり、バーク神父の助けを求める声も聞こえます。

 

彼女はその墓に近づこうとしますが、次の瞬間です。

 

リンリンリンリンリンリン

 

ほぼすべての墓の鈴が鳴りだし、彼女はバーク神父の埋められている墓がどれかわからなくなってしまいました。

 

落ち着いて、バーク神父の声に注意を傾けると、さっきまでいくつも鳴っていた鈴の音が一つだけになっています。

 

彼女はバーク神父と声を交わすと、急いで近くにあったスコップで彼を掘り起こし始めました。

 

 

 

そして映像はバーク神父側へ。

 

暗い棺の中でもアイリーンが助けに来てくれたことにほっとし、ライターの火をともします。

 

 

すると次の瞬間、寝た姿勢になっていて底になっているはずの頭の後ろから伸びてきた手によって顔を掴まれ、ものすごい力で底にへばりつかせられます。

底が抜けて奈落にまで落ちていってしまいそうな強さに、バーク神父は半狂乱になってアイリーンを急かし、とうとう棺は掘り起こされます。

 

そのころには、先ほどまでバーク神父を縛り付けていた腕はなくなっており、棺の底を見ると古文書のようなものが置いてあるのに気づきます。

 

「この敷地内は呪われている。この本に解決の糸口が乗っているかもしれない」

そう考えたバーク神父はその本を回収し、二人で修道院内へと戻ります。

 

ヴァラクが地上に顕現した理由

バーク神父が回収した本により、修道院が呪われていることと呪いの元凶の悪魔のことを知ります。

 

悪魔の名前はヴァラク。

 

38の軍団を率いるほどの地獄の侯爵(首領)で、強大な力を持つ悪魔です。

 

 

もともと、ヴァラクはしっかり地獄にいました。

 

しかしこの修道院を建てた愚かな侯爵が、欲望を満たすために悪魔を召喚する呪術を展開してしまいます。

 

魔方陣は五芒星。悪魔を縛る力があるとされる紋章です。

こんなことからも、その侯爵はヴァラクを縛ってなにか大きな野望を達成しようとしていたと予想されます。

 

しかしその侯爵の企みはすでに教皇庁によって見透かされていました。

 

ヴァラクが召喚され、地上に顕現しそうになっている瞬間に聖職者、聖騎士たちが踏み込み、侯爵を聖剣で刺して亡き者にします。

 

そしてヴァラクに関しても、聖なる力で完全に顕現する前に五芒星の奥に封印してしまったのでした。

 

 

その後、持ち主のいなくなった敷地内は修道院として使われるようになり、何世紀もの間にわたってシスターたちが治めてきました。

 

すべては神に身を捧げつつ、近場でヴァラクの復活を未然に防ぐためでした。

 

 

 

しかし、第二次世界大戦中の爆撃で修道院が損傷したことで、封印の力が弱まりついにヴァラクが封印を破って顕現してきてしまいます。

 

そしてその後、当時のシスターたちは見たことのない強大な力と恐怖に立ち向かわなければいけなくなったのです。

 

ヴァラクの目的

ヴァラクの目的はほかの悪魔と同じで、人の魂を奪うことです。

 

本来、人間が命を失うとその魂は神の身元へともどります。

 

悪魔はそれを阻止するために人間の魂を奪おうとします。

 

つまりヴァラクや他の悪魔にとって、人間はそれ自体に魂を奪う理由、価値があるわけではなく、ただ神々との争いの中で生まれる「ついで」にすぎないといえると思います。

 

もともと神も悪魔も超常的な存在で、人間など考慮するに値しないということでしょうか。

 

 

それはともかく、今作では、ヴァラクは人間の魂を奪って憑依するために暗躍します。

 

かつての封印のせいで悪魔の姿のままでは敷地内から出ることができず、だれか人間に乗り移る必要があったのです。

 

続く襲撃

村に帰った後も恐怖から十字架を手放せないフレンチ―でしたが、バーの仲間が「どうせ二人も亡くなった状態で発見される」と言ったのを機に、予定を早めて救いに行くことを決意します。

 

そしてその際、猟銃を手に取ります。

 

 

 

アイリーンは昼間に、ようやく生きている普通の人間とコンタクトをとれていました。

 

相手は終生宣誓をたてたシスターで、修道院の歴史などを教えてくれますが、ほかの精気の感じられない顔をしたシスターに時間切れを宣告され、それ以上の追及はできなくなってしまいます。

 

そしてそのシスターは、黄色い目をした尼僧の化け物はすべてのシスターが目にしているということも教えてくれます。

 

 

 

バーク神父も、ついに修道院長を探し出して話をしていました。

 

しかし数度話したきり院長は言葉を発さなくなってしまい、バーク神父は不審がって触れてみます。

 

すると腐敗した姿の修道院長が襲ってきて、二人は取っ組み合いとなり、部屋は謎の力によってボロボロになります。

 

最終的にバーク神父は追い詰められますが、そこで駆け付けたフレンチ―が修道院長の頭を殴って粉砕し、バーク神父は助かります。

 

「ありがとう。でも、次はその猟銃を使ってほしい」

 

そういうバーク神父に、フレンチ―は「緊急事態になったらな」と言います。

 

 

 

 

そして再びの夜、アイリーンは部屋に何者かが入り込んでいることに気付き、パニックになって聖堂に逃げ込みます。(アイリーンの後ろでは十字架が逆十字架に)

 

するとそこには布がかぶせられた遺体があり、布をとってみるとそれは昼に親切に色々教えてくれた尼僧でした。

 

亡くなってからあまり時間が経っていなさそうな遺体に恐怖するも、休む暇もなく今までどこにいたのかわからないシスターたちが聖堂に集結します。

 

「祈り続けることでしか助からない。何があっても祈り続けて」

鬼気迫る表情でそう言うシスター。

アイリーンも聖堂の空気がおぞましいものに変わったことに気付き、必死でイエス・キリストの像へと祈りを捧げます。

 

 

そして全員の祈りが通じたのか、部屋を覆いつくしていた禍々しい空気が消えます。

 

しかしそれは一瞬でした。

 

とつぜん、中心にいるアイリーンを除くすべての尼僧が衝撃で吹き飛ばされ、壁や支柱にたたきつけられます。

 

気を失う尼僧や無事に起き上がって祈りを再開する尼僧もおり、アイリーンも必死で祈りを続けます。

 

祈りを続けますが、効いていないのか、背中をヴァラクに攻撃されるような感覚に苦しみ悶えます。

本人は気付いていませんでしたが、いつの間にか背中には真っ赤な五芒星のかたちをした傷跡がついていました。

 

そんなときにアイリーンを探すバーク神父の声が聞こえ、ほかの尼僧に助けがきたといって安心させ、バーク神父とフレンチ―を招き入れます。

 

「みんなと一緒に祈っていました」

「みんなって、だれだ?」

「え?」

 

見ると、布をかぶせられた遺体以外は誰も、何もないただの聖堂になっています。

 

恐ろしいものを感じつつも、三人は布を取ります。

 

するとそこには、死からしばらく経って腐敗した女性(昼にいろいろ教えてくれた)が横たわっており、次いで襲ってきます。

 

バーク神父の持っていた聖水を十字架にかけてそれを布の上から顔に押し付けますが、十字架がありえないほどの熱を持ったためにバーク神父はやけどをし、十字架を手放してしまいます。

 

そして当のシスターは燃え上がり、三人に向かって襲いかかってきます。

 

しかしここでフレンチ―がついに猟銃を使い、遺体を沈黙させます。

 

最終決戦とヴァラクの最後

「修道院はとっくに新生なんかじゃなくなっていた。よし、そういうことで調査は終わりだ」

 

こうして終了を提案するフレンチ―でしたが、バーク神父とアイリーンは否定します。

 

「ヴァラクを封印しないといけない」

 

 

こうして、三人は次のことを考えます。

 

  1. 首を吊った尼僧の持っていた鍵が重要に違いないのでその先に行こう
  2. そして地獄の扉を封印しよう
  3. この修道院内にあるという「キリストの血」を使えばヴァラクも退散させることができるはずだ

 

アイリーンは行動に移る前に決心し、神父に終生宣誓をきいてもらい、晴れてシスターとなります。

 

そして行動に移り、三人はとうとうキリストの血を発見しますが、分断されてしまいます。

 

バーク神父は突然顔の見えないシスターたちに行く手を阻まれ、追われます。

 

恐怖におののく神父ですが神への祈りを大声で叫ぶことで自分を鼓舞し、持っていたライトの燃料を十字架型に床にぶちまけて火を放つことで邪悪な力に動かされているシスターたちを止めます。

 

 

そしてその時、アイリーンはある暗い部屋でやはりヴァラクの襲撃を受けます。

 

逃げますが体はいつの間にか地面に描かれた五芒星の中に入ってしまっており、背中の傷跡と呼応し合うかのように光りだします。

 

 

場面変わり、フレンチ―は猟銃で武装しつつも謎の減少の襲撃に劣勢に追い込まれ、逃げ込んだ部屋でも頭を布で隠された人形のようなものに囲まれてしまいます。

 

しかし「フレンチ―、助けて」というアイリーンの声が聞こえ、おそるおそるそちらに向かうとアイリーンが斜めにはりつけにされたような状態で静止しています。

 

頭にはやはり頭巾がかぶせられており、フレンチ―はそれを取ってあげます。

 

 

すると出てきたのは目の黄色いアイリーンでした。

 

何があったのか咄嗟に判断したフレンチ―でしたが時すでに遅く、ヴァラクの力で吹き飛ばされて猟銃を落とし、支柱にたたきつけられてしまいます。

 

そんなフレンチ―の前でゆっくりと(ありえない動きで)直立の姿勢に戻るアイリーン(ヴァラク)。

 

彼女は猟銃を手に取ると、壁に貼り付けにしたフレンチ―ののど元に突きつけて消してやると宣言します。

 

しかしフレンチ―は一瞬のスキを突き、持っていた何か(恐らく聖水)をアイリーン(ヴァラク)の顔に手で塗ります。

 

ヴァラクはそれに怯み、一瞬ですが完全にアイリーンから出てしまいます。

 

それをみたフレンチ―はアイリーンを逃がしますが、かばったことでまたもヴァラクに捕まり、首を絞められてしまい、力尽きます。

 

 

そしてアイリーンは序章でシスターが逃げ惑ったのと同じ一本通路につきますが、すぐに後ろに現れたヴァラクの力によって強制的に引き戻されてしまい、どこにたまっていたのかわかりませんが水の中に落ちます。

 

すぐにヴァラクも水の中から現れ、一瞬でアイリーンに肉迫して首を掴み、水の中に沈めます。

 

そこに神父が現れ祈りを捧げて妨害しようとしますが、やはりヴァラクの力で吹き飛ばされ立てなくなってしまいます。

 

アイリーンはなんとかしてヴァラクにキリストの血を浴びせようとしますが、その容器を持ってもなぜかヴァラクには何の通用もなく、片手で防がれてしまいます。

 

とうとうアイリーンは力尽きてしまい、ヴァラクはアイリーンを水中から取り出すとキリストの血が入っている容器を見ます。

 

激しい戦いで割れて中身がこぼれ出てしまったのか、すでに効力を失っている容器にヴァラクはほくそ笑み、いよいよ魂を奪おうとします。

 

しかしそこでアイリーンが突然目を開け、ヴァラクに口に含んでいたキリストの血を吹きかけます。

 

キリストの血はヴァラクの顔面にヒットし、ヴァラクはあまりの苦痛に顔を掻きむしり抵抗しますが、次第に開いた門の中に吸い込まれていき、またも封印されてしまうことになります。

 

そのご、力尽きたアイリーンは本当に溺れますがここでフレンチ―に助けられ、人工呼吸を受けます。

 

目を覚ましたアイリーンに、「純潔」の重要性を知っているフレンチ―は謝りますが快く赦してもらえ、また、フレンチ―の本名も尋ねられたので教えます。

 

こうして、三人は悪魔の尼僧の脅威から解放され、安全な帰路につくことができるようになりました。

 

(後日談)そして物語は「死霊館」へ

後日、バーク神父とアイリーンは日常に戻って聖職者として神に仕えることになります。

 

フレンチ―は二人と別れた後、ルーマニアを離れ、死別した親がそうしていたようにトマト農園を経営する道を選びます。

 

 

しかしその首には逆さ十字の紋章が刻まれています。

 

じつはヴァラクがフレンチ―の首を絞めていたとき、保険として自らの一部をフレンチ―の体内に(やはり口から)潜り込ませていたのでした。

 

ヴァラクの本体は再び封印されてしまったものの、それは一時的なものにすぎず、フレンチ―の中で力を取り戻していくことになります。

 

そしてフレンチ―はこの後、完全にヴァラクに精神をのっとられ、「死霊館」シリーズの「エド&ロレイン・ウォーレン夫婦」によって悪魔祓いが行われます。

 

またこれによって、ヴァラクはウォーレン夫婦がただ物ではないと知り、警戒しつつもエンフィールド事件で夫婦の魂を狙って暗躍するようになります。

 

感想(ヴァラクかっこいい(笑))

いかがでしたでしょうか。

 

私としては、やはり文字でなく映像でみないと伝えきれない部分が多くあり歯がゆいところでした。

 

そのなかでも、とくにヴァラクの格好良さについてご紹介したいと思います。

 

 

まず、ヴァラクのテーマBGMです。

 

二つくらいあるのですが、いずれも「あ、これが流れるってことはヴァラクだ!」とドキドキするもので、それがよい恐怖感を生んでくれます。

 

また、「エンフィールド事件」でも、自分の名前を教えてしまうという大ポカをやらかすヴァラクですが、「死霊館のシスター」でも、「仕留められたはずの人間を、ぺちゃくちゃ話しすぎるせいで取り逃がす」ぽかをやらかしており、それが癒しでした(笑)

 

しかもそのときのヴァラクの言葉使いと言ったら!

 

 

今のところ吹き替え版はなく、字幕版しか上映されていないのですが、ヴァラクがフレンチ―に銃を突きつけるとき、こう言います。

You’ve failed.

 

意訳的には「失敗したな」なのですが、出てきた字幕を見て思わず笑いそうになりました。

 

しくじったな。ラテン野郎。関わり合いにならなければよかったものを。始末してやる

 

え、ヴァラクさん、口が悪い!

地獄の総裁なんていうくらいだからもうすこし頭のよさげな話し方をすると思ったらこんなものです。

 

しかもフレンチ―にとりついた後に話す言葉も、基本的に汚くて「小学生並み」とされてしまっています。

 

ヴァラクは意外と言語能力ないのでしょうか?

 

しかも、なんだかこれだと男っぽさがないでしょうか?ヴァラクさん女性ですよね?

また、悪魔ということで性別は特にないのかもしれませんが、個人的に「しくじったな」はツボでした(笑)

 

 

この言葉使いだと、なんかのアニメで、主人公キャラにあっさりとやられてしまうヤクザの下っ端的なイメージになります。

 

実際、フレンチ―にはこのセリフの後、「俺はラテン系カナダ人だ」と突っ込まれて聖水のようなものをかけられてしまっています。

 

 

 

 

 

 

またなのですが、吹き飛ばしたフレンチ―が落とした銃を拾うとき、ヴァラクは普通に歩いていました。

 

すると勝手に浮かび上がる銃。一分の無駄な所作なく華麗にキャッチするヴァラク。

 

なんか今回のヴァラクさん超スタイリッシュだなぁ・・・。

惚れました。

 

しかもその後、水中から現れて一瞬でアイリーンに肉迫するシーンがあるのですが、そこでも水面を滑るような動きで近付いていたのがなんとなく怖さもあるのですが面白くもありました。

 

素晴らしい前傾姿勢!スキーヤーの鏡!!ヴァラクなら世界をとれる!!!

 

 

 

ホラー映画としても面白さあり、怖さあり、楽しさあり、どっきりありの両作でしたが、これらからも、今作はとくにヴァラクの株が上がった作品だと思います♬

 

God Ends Hereと書いたのは誰?

最後に普通の話題なのですが、これはヴァラク自身か、ヴァラクを召喚した侯爵のものだと思います。

それか、侯爵を始末してヴァラクを地獄に押しとどめた聖職者たちでしょうか。

 

個人的には最初の2人が怪しいと思います。

 

ヴァラクであれば、大敵である神への挑発や、神に干渉されないほどの力を持つ自分を自画自賛する意味で書いていそうです。

 

侯爵が書いたのであれば、それは召喚の儀式において必要なものだったか、または信仰上、自分の聖域として召喚場所を守りたかったという意図があると思えます。

 

いずれにせよ、神を信じている主人公たちや修道院のシスターたちにとってはあまりにも恐ろしい文言ですよね。

 

結果、ヴァラクは修道院内で最後に首を吊ったシスター以外の全てのシスターの命を奪っていました。

 

ヴァラクの最後とは

シリーズを通した大敵であるヴァラクですが、今作で封印されたにもかかわらず「死霊館」「死霊館 エンフィールド事件」に出てきていたりと、そのしぶとさはさすがは地獄の侯爵といったレベルです。

 

なので、「エンフィールド事件」でも一度は封印されていますが、いずれまた復活し、ウォーレン夫婦へのリベンジや新たなる犠牲者への攻撃を始めることが予想されます。

 

シリーズでは「アナベル」の第3作目が製作決定となっており、2019年7月以降に公開されることになっています。

 

また、「死霊館」シリーズの続編についても、2020年に公開されるみこみで、決着がつくのであればその時である可能性はいくらかあるといえると思います。

 

ヴァラクに最後や最期があるのかどうかはわかりませんが、続編に期待ですね♬

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

「死霊館のシスター 」を見た人は内容を整理することが、まだ見ていない人は理解することができたでしょうか?

 

本作の舞台はルーマニアの修道院で、ヴァラクが地上に顕現し、どうやってイギリスのエンフィールドにまで行けたのかが描かれています。

 

恐ろしい話ですが、いろんな種類の面白さがあるので、ぜひまた劇場で(ネットのサービスで)シリーズを楽しまれることをお勧めします。

 

ではここまでありがとうございました♬

 

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