幽霊

今や世界的大人気となったホラー映画シリーズ「死霊館」(原題The Conjuring)は、いくつかの「実話」をもとにして作られています。

 

今回はその元ネタのご紹介と、今後のシリーズで元ネタにされそうな実話について見ていきたいと思います。

 

では、どうぞ♪

 

死霊館の元ネタとなった実話

死霊館シリーズで採用される元ネタは、ほとんどがエド・ロレイン夫婦がかかわった実話となっています。

ウォーレン夫婦

1作目(死霊館)はウォーレン夫婦が「あまりにも邪悪」として長年人に話すことを拒んできたものでした。

 

そして2作目である「死霊館 エンフィールド事件」は、史上最長で史上最多に目撃されたポルターガイスト現象が元ネタとなっています。

(詳細はこちらでどうぞ

 

シリーズの前日譚を描いた「死霊館のシスター」には元ネタらしい元ネタはありませんでしたが、シスターがかかわった事件というのは存在しています。

 

そしてスピンオフである「アナベル」シリーズに関しても、暴力的で恐ろしい実話が元ネタとして存在しています。

 

このように、「死霊館」シリーズは基本的に実話をもとにして作られており、それがシリーズの怖さを増大させてくれています。

 

ということで、以下では実際に今後のシリーズで元ネタとして採用されそうなケースについて見ていきましょう。

 

元ネタになりそうな実話

「死霊館」シリーズは、基本的に狭い空間で発生した実話をもとにして作られています。

 

具体的にいうと、「死霊館」でも「死霊館 エンフィールド事件」でも、「アナベル」でも、いつも被害にあってきたのはとある一家とその知人、あるいは調査者くらいのものでした。

 

フィクションにありがちな、「市などの広範囲の人々すべてが呪われ、攻撃の対象になる」といったことはあまりなく、狭く、身近なところで起こっているということがやはり怖さを増させてくれていると感じます。

 

しかし「死霊館シリーズ」は変革を続けています。

 

「死霊館のシスター」は少し毛色の違ったものになり、「死霊館4」も、なんとジェームズ・ワンではなく経験のあまり多くない(しかし才能は太鼓判を押されている)マイケル・シャヴェス氏が監督を務めます。

 

なので、今までと全く同じ路線を歩いていくタイプのホラー映画ではないといえます。

 

「死霊館のシスター」でも、アクション要素が少し増えた気がしました。

 

 

なので今回は元ネタになりそうな実話として、ウォーレン夫婦が関与していないものや、広範囲で見受けられたものも挙げています。

 

ただし、原題である「Conjuring」(手品・魔法)に関連付けられそうなものをご紹介していきます。(UMAのようなものはご紹介しません)

 

では、どうぞ♪

 

 

ニューヨーク州リリーデール

リリーデールアメリカ・ニューヨーク州の町であるリリーデールは、200人ほどの住民しかいないほどの小さな町です。

 

しかし街には世界各地から心霊研究家、オカルトマニア、シャーマン、医師、霊媒師が集まり、超常現象に関するレクチャーやデモが行われます。

 

つまるところ心霊主義の聖地と呼べるようなところで、今でもなお、心霊現象に悩まされた人々が相談にくるようです。

 

そして、リリーデールの歴史は1848年にまで遡ります。

 

はじまりは、マーガレット&キャサリン・フォックスという名の10代の姉妹でした。

 

二人は自分たちが住んでいるハイデスヴィル村の家からラップ音が聞こえると言い出し、注目を集めます。

 

そしてそれは、殺害されてその家の地下に埋められているチャールズ・B・ローザの霊の仕業であると言いふらします。(事実無根ですが)

 

母親はそんなことを言い出す二人に困り、二人をロチェスターに住む長姉のところに送ります。

 

しかしそこでも二人は主張を曲げず、ラップ音を「死者が訪れた証拠」であるとして降霊会を何度も催します。

 

そうしているうちに二人は現地の奴隷解放論者や女性解放運動者、ほかにもさまざまな不満と悩みを抱えた人々の支持を集めることになっていきます。

 

そうしてふたりは降霊会や取材、デモンストレーションなどで莫大な額を稼ぎ、世界中を駆け巡って活動することとなります。

 

また、二人に追随して儲けようとする「エセ霊媒術師」も増えました。

 

そしてその後、リリーデールが正式に地元の降霊術師たちの会合の場となり、現在にまで至ります。

 

しかしリリーデール盛況の発端となったフォックス姉妹の幸せは長くは続きませんでした。

 

やはり多くの人々にはうさん臭く思われてもおり、安定した収入を得られずにアルコール中毒の道にはまっていってしまいます。

 

そしてその後、話題性を再燃させたかったのか、突然音楽番組に現れ、指先の関節を使ってラップ音を立てる方法を披露してしまいます。

 

もはやインチキの自白ともいえるそれは二人の窮状を挽回させるにはあまりにも力不足で、後年になって二人はそのデモンストレーションを撤回しますが、結局人々に信じてもらうことはできずに苦悩の中死去することになりました。

 

もとは廃病院「ジェロームグランドホテル」

ジェロームグランドホテル

アリゾナ州・ジェロームにあるこのホテルは、昔は病院でした。

 

1926年に建てられ、1950年に閉鎖されたのですが、その間に亡くなった患者は9000人を超えるそうで、現地でもいわくつきのスポットです。

 

その後、44年間は放置されたものの、1994年にホテルとして再利用され、現在にいたります。

 

しかしホテルになってから現在まで、幽霊を見たりありえない声を聴いたりしたという事例は尽きず、宿泊客やホテルのスタッフが自ら命を絶つということもあったそうです。

 

ただしそんな事情があるからか、心霊マニアには人気のあるホテルでもあるようです。

 

アーン・シャイアン・ジョンソン

被告彼はアメリカで史上初の、「悪魔による憑依を理由に無罪を主張した」人物であるとされています。

 

彼はそこで、ウォーレン夫婦の名を口にしています。

 

というのも、彼は1981年、家主であるアラン・ボノを手にかけた罪で逮捕、起訴されます。

 

しかし彼が言うには「当時ウォーレン夫婦が11歳の少年から追い払った悪魔が自分にとり憑いて、むりやり殺害させた」とのことで、もしそれが本当であるのならば、映画の題材にはうってつけとなりそうです。

 

しかし実際のところ彼の主張は受け入れられず、その後5年間服役することになりました。

 

 

コネチカット州の呪われた家

その豪邸ではアミティビル事件が起こりました。

 

一家の長男が家族を全員、銃で手にかけます。

 

そして逮捕され、家は空き家になるのですが、安いという理由でそこにラッツ夫婦が引っ越してきます。

ラッツ夫婦

彼らはそこで様々な怪奇現象に襲われます。

  • 赤い目で自分たちを睨みつける男の霊
  • ひとりでに吹き飛ぶドア
  • 壁から出てくる緑色の液体
  • 子供の霊

 

そんなことが続き、夫婦は引っ越してきてわずか1か月で家を飛び出さなくてはいけなくなります。

 

ウォーレン夫婦も、「この家には悪魔が棲みついている」と断言した家で、今までにも「エクトプラズム 怨霊の棲む家」で元ネタとして採用されています。

 

なので「死霊館」シリーズではあえて元ネタとして採用しないと公言されてしまっていますが、ついでなのでご紹介しました。

 

ただし、後年になってこの悪魔騒動も「でっち上げた体験記で大儲けする」目的で生まれたものだったと判明しており、夫婦は詐欺師呼ばわりされてしまうこととなります。

 

カリフォルニア州コルマ

コルマ1900年、サンフランシスコは極度の土地不足に悩まされていました。

 

そこでときの政治家たちは「お墓の町」を作ることを決意します。

 

1924年、コルマは「お墓の町」として再建され、よそからたくさんの死者がやってくるようになったのでした。

 

現在、コルマには1700人にも満たないくらいの住民しかいません。

それに対して墓地に埋葬されている人の数は150万人を超えており、近い将来、完全なお墓の町となってしまう可能性もあります。

 

 

死の陰の町

死の陰の町

「Shades of Death Road」とも呼ばれるこの小道は、ニュージャージー州ウォレン郡にあります。

 

一見すると紅葉が美しく、散歩には最適の場所に見えますが、長年の間に何十件もの殺人事件が起こっている危険な道です。

 

被害者の霊を見たという目撃証言も絶えず、通ったら呪われるとも言われています。

 

ウェストバージニア州シェパーズタウン

この街はアメリカでもっとも呪われた町と言われているところで、ありえないくらい多くの超常現象が起こるそうです。

 

それゆえに警察のトップがゴーストバスターを雇って事件を解決したこともあるらしく、ほかの「呪われているとされている」スポットとは一線を画す場所であるといえます。

 

(ちなみに、ゴーストバスターのほとんどは儲けようとする詐欺師らしいですが、次から次に出てくるのが納得なくらい稼ぎのよい仕事だとかなんとか・・・)

 

ディアトロフ峠事件

これはかなり有名かもしれません。

 

1959年、ソ連のウラル山脈北部でトレッキング中だった9人の男女があまりにも不可解な死を遂げた事件で、のちにリーダーの名前をとってディアトロフ峠と呼ばれるようになりました。

 

捜査当局は「抗いがたい自然の力」によってメンバーが亡くなったとし、現在まで真相は闇の中です。

 

もはや解決はないものと思われますが、その不可思議性から、多くの小説や映画などに元ネタとして使われています。

 

灯台から消えた3人の男性

スコットランドの島

1900年、スコットランドの小さな島には3人の男性が住んでいました。

 

彼らは灯台を守るライトハウスキーパーと呼ばれる人たちで、定期的に内地から運ばれてくる物資で暮らしていました。

 

しかしその年の12月26日、物資を運んできた船が合図を出しても誰も出てきません。

 

不審に思った船員たちは上陸し、島を探索します。

 

すると、本来3つあるはずの防水ライフジャケットが1つしかなくなっていること、テーブルの上には料理が残っていること、そして椅子が倒れているのを発見します。

 

船員たちは、3人の男性が急な用事で部屋をあとにしなければいけなくなったと考えて捜索を続けますが、やはり見つかりません。

 

そしてある日記を見つけます。

 

そこに書いてあったのは、12月12日~12月14日の間に経験したこともない暴風雨で怯えているということでした。

 

そして12月15日の日記に、海がすっかり静かになって安堵しているという内容が書かれて終わっています。

 

しかし当時の観測記録によるとそのような暴風雨が発生したという事実はなく、その日記の信ぴょう性が疑われます。

 

また、3人のうち一人は屈強な海軍卒の男性で、暴風雨程度で怯えるというのも不思議な話でした。

 

以後、男性3人は見つかっておらず、真相もわからずじまいとなってしまっています。

 

呪われたスマール家

スマール家スマール家は1974年から1989年の15年もの間にわたって超常現象に悩まされていました。

 

そして1986年、ついにウォーレン夫婦に助けを求めます。

 

ウォーレン夫婦は、スマール家が3体の悪霊と1体の悪魔に憑かれていると判断し、悪霊祓い、悪魔祓いを施したそうです。

 

ベル・ウィッチの呪い

看板

テネシー州・アダムズにあるベル・ウィッチ・ケイブ(ベル・ウィッチの洞窟)は、魔女に呪われた洞窟だとされています。

 

ことのはじまりは1817年です。

 

当時、洞窟の近くで農場を営んでいたベル一家の長女ベッツィが、ポルターガイスト現象に苛まれるようになります。

 

突然誰かに殴られたり針で刺されるような感覚に襲われ、一家は霊媒術師に助けを求めます。

 

結果、ケイト・バッツと名乗る、過去に魔女として忌み嫌われていた女性の悪霊が引き起こしていることだと結論付けられます。

ケイト・バッツ

 

彼女は生前、ほかの魔女も呼んで洞窟内で怪しげな儀式を行っており、彼女の呪いが一家を襲っているとされました。

 

霊媒術師は魔女を祓うために手段を講じますが結局うまくいかず、家主のジョンは高熱にうなされたあげくに衰弱死してしまいます。

 

そして彼の遺体は洞窟内に埋葬されますが、その時には魔女のものと思しき哄笑が響いたそうです。

 

その後、ベル家が亡くなった後ももと農場を買い取って住む人はいましたが、そのほとんどが心霊現象を体験しており、現在では洞窟は立ち入り禁止になっています。

 

ただし簡単に入れるために肝試しに訪れる若者も少なくなく、やはり心霊現象を体験しているそうです。

 

 

 

はなしを「死霊館」に戻しますが、魔女は一度「死霊館」(2013)で出てきました。

 

なので、この話が元ネタとして採用されることはないかもしれませんね。

 

 

サウスエンドの狼男

狼男

これも、ウォーレン夫婦が実際に取り扱った事例です。

 

1980年代、イギリスの大工であるビルは、幼少期から腐敗臭がしたり狼のような行動をとってしまう自分を恐ろしく思っていました。

 

彼は44際になった時、急に狂暴化したり怪力を発揮したりする自分を押さえつけるために、警察に独房に入れてくれるよう頼みに行きます。

 

しかし取り調べを受けている最中にまたも狂暴化。体格の大きい警察を襲い、警官数人がかりで何とか抑えつけられます。

 

こうして警察も、彼が普通ではないということを悟り、ウォーレン夫婦に助けを求めます。

 

夫婦はビルには悪魔が取り憑いているとし、悪魔祓いを施します。

 

こうして、ビルは幼少の頃から悩まされていた奇行をやめ、まっとうな人生を歩むことができるようになったのでした。

 

ユニオン墓地

アメリカ・ユニオン墓地には、白装束に身を包んだ女性の幽霊が現れるとされています。

 

この霊にはウォーレン夫婦もみたことがあるそうで、その後のあらましは不明なものの、今でもユニオン墓地はアメリカでもっとも呪われた墓地の一つとして数えられています。

 

ペンシルバニア州セントラリア

セントラリア

これは超常現象ではなく人災ですが、アメリカのセントラリアにある「もと炭鉱の町」は、1962年にその華々しい歴史に終止符を打つことになりました。

 

消防隊が、ごみ焼却の火の始末をおろそかにしたために炭鉱に燃え移り、大火事となってしまったのです。

 

結局、現在に至るまで炭鉱は燃え続けており、今後も250年ほどは人が住めない町であり続ける予定です。(今でも両手で足りるくらいの数の人は住み続けているらしいですが)

 

地下で燃え続けているため地表の温度も暑くなり、100度を超えます

 

地獄の真上にある町」と表現されることもあり、なんとなく「死霊館」シリーズと関連付けられそうな雰囲気もする街でもあります。

 

アセンズ精神病院

アセンズ精神病院

1874年、オハイオ州に建てられたアセンズ精神病院は、開業から間もなくして患者数がキャパオーバーをする事態になってしまいました。

 

ある医師は患者に対して、脳に対して外科手術を施すことで精神病を直す「ロボトミー手術」を施しており、それによって精神を壊す患者も数多くいたそうです。

 

結局、ロボトミー手術は廃止され、病院も1993年に閉鎖されますが、その間に粗悪な環境で苦しみなくなっていった患者は数知れず、今でも患者を見たり声を聴いたりするという報告が上がっています。

 

また、1978年にはマーガレット・シリングという名前の女性患者が失踪。しばらく経ったのち、使われていなかった結核患者病棟でなくなっているのを発見され、彼女が横たわっていたところにできていた黒いしみのような跡はでも残っているそうです。

 

 

コロラド州エステスパーク
ホテル

コロラド州エステスパークにある「オーバールック・ホテル」は、1080年のホラー映画「シャイニング」の元ネタとなったホテルでもあります。

 

幽霊が廊下を歩いているのが目撃されたり、照明の点滅やだれもいないのに聞こえる足音など、様々な怪奇現象が起こっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

インチキも多いとはいえ、世界では本当にたくさんの心霊現象が報告されていることがわかりました。

 

今後の「死霊館」シリーズでも、上にあげたものが採用される可能性もあると思います。

 

それを劇中で見るのがとても楽しみです♬

 

では、ここまでありがとうございました!

 

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