タンポポは風の力を利用して種子を飛ばし、根付いた地でまた新たな命を咲かせます。
モモンガは空を切って滑空し、木から木へと渡り歩きます。
人間が創ったもので飛行機や気球も、空気抵抗や空気の流れを利用して飛ぶことができています。
風の力って偉大ですねΣd(゚∀゚d)ォゥィェ!!!
しかしそれが台風やハリケーン、竜巻、その他いろいろな原因で生み出されると、笑い事ではすまされない強さの風を浴びることになります。
なので今回は風速のレベル別段階と、体感でわかる被害のものから車が飛ばされるレベルの被害のものまでいろいろとみていきたいと思います。
目次
風速のレベル別段階
風速にはいくつか単位がありますが、今回は「カテゴリー」で分けたいと思います。
これはシンプソンスケールという分け方を用いた時のものです。
「劣った遺伝子を後世に遺さなかった」という理由で贈られ、世界で最も不名誉な賞とも言われるダーウィン賞ですが、過去の受賞者の中には「ハリケーンが迫っているのに外でパーティを開いて巻き込まれて死亡した」という人たちもいるとかいないとか・・・。
本当にせよ嘘にせよ、強い風速に襲われればひとたまりもありません。
カテゴリー1
カテゴリー1は、32m/s~33m/sで、建物への被害はないものの、木の枝が折れたりするようで、もちろん歩くのは大変です。
このレベルになるころには既に傘は使い物にならなくなっており、極力外に出ないか、カッパを着るか、開き直ってびしょ濡れになるしかありません。
カテゴリー2
カテゴリー2は、42m/s~43m/sで、小さい建物の屋根や窓が損傷します。
台風の際はこれ以上になることで店舗や電車の窓ガラスが割れて、一時話題になることがありますよね。
また、この頃になると立っているのも難しくなります。
カテゴリー3
カテゴリー3は、49m/s~50m/sで、こうなってくるとほとんどの木造家屋が倒壊し、木は根こそぎ吹き飛びます。
人はもはや立っていられるはずもなく、外に出るのは一部のユーチューバーさんたちかブラック企業従業員くらいのレベルです。
木が飛ぶレベルなので、車種や当たり方によっては車も横転したり吹き飛んでいったりします。
カテゴリー4
カテゴリー4になると58m/s~59m/sで、家が吹き飛んだり海岸に大きな浸食が見られるようになります。
また、鉄塔が曲がることもあり、必然とその地域は壊滅的なダメージを受けることになります。
こうなってくると復興という言葉がよく使われるようになり、募金活動なども盛んになります。
カテゴリー5
カテゴリー5は69m/s~70m/sで、多くの建物が部分的、全体的に壊れ、洪水が発生します。
映画「イントゥ・ザ・ストーム」や「ジオ・ストーム」、そして「ワイルド・ハリケーン」ではいずれにおいてもカテゴリー5を大きく上回るレベルの風速の暴風雨が襲ってきており、災害ものとして人気が出ることがあります。
いろいろな風速
では、人が飛ぶレベルから車が飛ぶレベル、もはや生きていられないレベルまで、いろいろな風速について見ていってみましょう。
台風
- 「弱い台風」~風速17.2~25m/s未満
- 「並みの台風」~風速25~33m/s未満
- 「強い台風」~風速33~45m/s未満
- 「非常に強い台風」~風速45~55m/s未満
- 「猛烈な台風」~風速50m/s以上
日本に上陸する台風は、「猛烈な台風」「史上最強レベル」と言われていても、移動に伴って弱体化し、上陸する頃には「非常に強い」や「強い」にダウングレードしていることが多いです。
しかしそれでも甚大な被害をもたらすことがあるので、注意は必要です。
核兵器
原爆は強烈な熱線、放射能、衝撃波で数十万の人々の命を奪いました。
また、爆心地から約3/7km離れたところでは風速が200m/sを記録したとされています。
現在では核開発が進み、原爆の何百倍もの威力をほこる核兵器が生み出されていますが、その中でも人類史上最大の核爆弾「ツアーリ・ボンバ」は威力を2分の1に抑えたにもかかわらず衝撃波が地球を3周するほどでした。
爆心地から23km圏内の人々は命が危険にさらされるというほどで、その威力がよくわかります。
木星
木星の場合、複雑な大気循環から、風速100m/sの暴風が吹き荒れています。
原爆や映画ほどではありませんが、人が立ち入れば一瞬で吹き飛ばされてしまい、車も大破することになります。
火星
火星においても、時速120kmの風(風速33~34m/s)の風が吹きすさぶことがあるそうです。
「強い台風」並みで、建物に甚大な被害を与えうるくらい強いので、やはり火星では生きていけなさそうです。
土星
土星もものすごく、風速150m/sの暴風が渦巻いています。
これは時速に直すと540km/hで、東京から新大阪まで1時間かからずにつけるものです。
海王星
海王星は断トツの暴風をほこり、そのはやさ、なんと風速666m/sになります。
これは時速にすると2400km/hで、北海道から博多までを1時間で移動できるくらいの速さです。
また、これほどの速さから、海王星を吹きすさぶ風は、たった16時間で、地球の4倍もの大きさをほこる海王星を一周してしまいます。
まとめ
風速は時速で表すこともあれば、秒速で表すこともあります。
今回は秒速で書いてみましたが、その威力のすさまじさたるや、もはや即死すぎて体感でわからないレベルにも思えました。
基本的に、強力な風だと車は飛びます。
しかし世の中には兵器やもっと強力な自然現象(他の星ですが)があり、そこでは映画など比ではないくらいの風が吹き荒れていることがわかりました。
とりあえず、近くの星に移住するというのは難しいような気がしてきました。
しかし今回調べてみておもしろかったので、いずれ人間がそんな風をも克服する日が来るのではないかと思えてなりません。
ではここまでありがとうございました。
この時期、台風がよく出ますが、飛ばされないように注意しながら過ごしていきましょう♪