ウミウシとは?

どうもこんにちは、あきもぐです。

 

現在は春。花粉のきつい季節ですね。統計によると、2011年から比べて花粉の量は2000倍近く増えているのだとか・・・・・・。

 

経済政策とはいえ植えすぎですぜ政府さんよ・・・・・・・・・・

 

それはともかく、今回も海の生き物に関するご紹介をしていきましょう♪

 

今回はウミウシと神話についてです。

あなたはウミウシという名前をどう感じるでしょうか?

 

私はなんとなくかわいい名前と思ってしまいます。

 

しかし実はウミウシというのは分類学上は正確な名前ではなく、ニックネーム的なものにすぎないのです。

 

分類学上、ウミウシは「貝類の腹足綱に分類されている仲間の中で、えらの位置が心臓の位置よりも前ではないもの、つまり後鰓亜網に含まれるものの一部」として考えられています。

しかしその中の「裸鰓目」だけがウミウシであるとする考えもあり、今後も定義は変わっていくと思われます。

 

・・・・・・よくわかりませんね。私も書いていて??????でした。もっと調べたらいいのでしょうが頭がパンクしそうなので今回はここで諦めます(汗)

 

とにかく、ウミウシというのは確かな学名ではないということです。

しかしウミウシという名前が廃れることはないと思うので、以下でそのニックネームの由来となった神話についてみていきましょう。

 

アオミノウミウシとは

アオミノウミウシ

アオミノウミウシはこんなウミウシです。

 

他のウミウシとは一線を画す綺麗さではないでしょうか。

 

その美しさから、英語でも青い竜(Blue Dragon)などと呼ばれることがあるようです。

 

熱帯から温帯の海に生息し、日本でも南西諸島や小笠原諸島で見られるようなので、立ち寄った際にはぜひ探してみてください。

 

ただし、このウミウシはカツオノエボシやギンカクラゲなどのクラゲを捕食するので、毒素が体にたまっているうえ、その刺胞を武器として付着させているため触ると毒にやられます。

カツオノエボシ

ギンカクラゲ

 

オーストラリアでも、2017年の記録的な熱波の影響でアオミノウミウシが大量発生し、触れたサーファーや海水浴客60人以上が被害に遭ったそうです。

 

まさに、きれいなバラには棘があるといったところでしょうか。

 

しかしきれいであることに変わりはないので、いつか見てみたい気もします。

 

ウミウシの名前と神話

そんなアオミノウミウシですが、Glaucus atlanticusという英名もついています。

 

グラウクスというのは神になった人間という意味で、ギリシャ神話から取られています。

 

もともと漁師だった彼はある日、網から逃げていってしまう魚を追って海に飛び込み、そのまま溺れて死にかけます。

 

そんな彼を不憫に思った海神オケアノスとテテュスは、彼を男の人魚(マーマン)として蘇らせます。

 

なんともすごい出世ですが、こうして彼は神の仲間入りを果たしたのですね。

 

そんな中で、グラウクスの人生に二度目の転機が訪れてしまいます。

 

スキュラという、美しい乙女に恋してしまったのですね。

 

異形のまま必死に神であるという点をアピールしてみるグラウクスですが、恋愛ごとに興味がなかったスキュラは拒否して逃げだしてしまいます。

 

諦めきれないグラウクスは同じ海の神であるキルケ―のもとを訪ね、恋の呪薬をくれるように頼みます。

恋の呪薬

しかし今度はキルケ―がイケメンであったグラウクスを気に入り、誘惑します。

 

そこで落ちればまだバッドエンドにはならなかったのでしょうが、グラウクスは頑として首を縦に振りませんでした。

 

プライドをいたく傷つけられたキルケ―は復讐心に燃えますが、グラウクスに対する恋心はまだ残っていたため、あろうことかスキュラに八つ当たりで呪いをかけてしまいます。

 

結局、何の罪もなかったはずのスキュラは6つの頭を持つ化け物に変えられてしまいます。

頭のそれぞれには巨大な顎を広げた魔蛇がとぐろを巻いているという、乙女にはあまりにも残酷な姿になってしまったのでした。

 

まさに、グラウクスという一人の男の行動(1 海に飛び込んだ 2 スキュラを諦めきれず、あろうことか呪いを使おうとしてキルケ―に会いに行ってしまった)が、なんの罪もなかったスキュラという乙女にとっての猛毒になってしまったのですね。

 

キルケ―

(実際にスキュラに呪いをかけたキルケ―)

 

後日談

オキウミウシ

オキウミウシというウミウシの英名は、Scyllaea(スキュルラエア)となっています。

 

スキュラですね。

 

このウミウシもクラゲを捕食します。

普段は海中を漂うホンダワラの上で擬態しています。

ホンダワラ(色が似ていますね)

 

これによって近付いてきたクラゲに気付かれずに飛び移り、タクシーとして使用したりクラゲの頭を食べたりします。

 

ギリシャ神話で化け物に変えられたスキュラも、その後は狂気に染まってしまい、通りかかる船を襲って船員を頭から貪る恐怖のモンスターになってしまったのでした。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか?

 

さらに後日のことを話すと、グラウクスはキルケ―の所業を最初は知らず、スキュラのことなど知らずにキルケ―の愛に応えてしまいます。

 

しかし最後は人間を化け物に変える趣味を持つキルケ―に愛想をつかし、彼女のもとから離れていくのでした。

 

スキュラはしばらく船員を襲う化け物になっていましたが、呪いの効果か、自然に岩となりその後は動くこともなくなってしまいます。

 

 

一人の男のせいで人生を壊されたスキュラには、なんとも同情の念が湧いてしまいます。

 

しかしそれはおいておいて、このように生き物の名前は神話にルーツを見出すこともできるので面白いと思いました。

 

また何か見つけたら書いてみたいと思います。

 

では、ここまでお付き合いいただいてありがとうございました。

 

ウミウシは意外と毒を持つ子が多いので不用意には触らないのが一番ですね。