どうもこんにちは、あきもぐです。

今回はサメについてまとめてみました。

 

では、さっそく見出しからどうぞ。

サメは基本的にダイバーは襲わない

夏になるとスキューバダイビングが盛り上がってきます。

 

たとえば静岡県にある神子元島はハンマーヘッドシャークの群れが見れる大人気のスポットです。

ハンマーヘッドシャーク神子元島

 

圧巻ですね!

7月から10月にかけてが黒潮という暖流のピークで、ハンマーもこの流れに乗ってきます。

 

こんなにハンマーがいたら襲われるんじゃ!? とも思ってしまいますが、あまりそういった話は聞きませんよね。

むしろ神子元で怖いのはカレント (特に ダウンカレント )のほうです。

 

また、ほかのスポットでもサメがダイバーを襲ったというのはあまり聞きません。

なぜでしょう?

 

ハンマーは人を襲うサメの一種ですが、

 

ダイバーは水中では異常に大きく見える
サメの遺伝子にはダイバーの情報がインプットされておらず、怖い
しかもダイバーは変な空気をぼこぼこ吐いている

 

ことから、人間がやわなごちそうだということに気付かずそのまま去ってくれます。

 

サメが人を襲う理由は?

上記の通り、絶対ではないものの、基本的にはダイバーはサメにとって不気味なのでわざわざ寄っては来ません。

しかしただの海水浴客だったり、迷子になって浮上して浮いているダイバーの場合は襲われる確率が高まります。

 

・選り好みしていられないほど空腹である
・海水浴客やサーファーが、ちょうどアザラシやウミガメに似ている
・アザラシでないことは確認できても、ちょっと気になる
・人間側がちょっかいをかけた

 

襲うのは大抵こういうときで、その気があろうとなかろうと人間側にとっては致命傷になりえます。

 

また、サメは通常、相手が食べられるかどうかを確認する時、

①相手の出す振動音をキャッチして接近する
②明るいか暗いかで色を識別する
③10センチメートルほどの超至近距離に近づいて、相手の出す電場を確認する
④触覚(可能であれば少しぶつかって)で確認する
⑤食べれそうなら攻撃に移る

 

といった順で行動します。

 

たまにユーチューブで、『海中でサメに異常接近されて焦る』動画が挙げられていますが、あれはサメがこちらの正体・状況を確認しようとしてうろうろしている最中なのですね。

なので、
・速攻でサメに自分の脅威を教えるか(鼻先には電場を感じ取るロレンチーニ器官があり、触られ続けると大人しくなります。殴れば逃げます)
・速やかにその場を離脱する(陸に上がれれば最高です)

などの行動をとる必要があります。

 

 

しかしすべてがこういった手順を踏んでくれるわけではありません。

ホホジロザメ

ホホジロザメ(ホオジロザメ)は、普段は逃げ足の速いアシカやアザラシをエサにしています。

アシカアザラシ

なので、エサ(アシカかアザラシ)っぽいと思ったらろくすっぽ確認せずに襲ってきます。

 

これが、動画でよく見かける、サーファーや海水浴客がサメに気付く前に海中に引きずり込まれる理由です。
特にサーファーは下から見るとでっぷりと太ったアザラシか、大きな亀に似ているのでサメも間違えてしまうのだそうです。

 

サメの習性と事故例

サメは明るい色を見分ける能力に長けています。

そして、この特徴がときに人間にとっては致命的なものになってきます。

 

  • ダンピール海峡の悲劇
  • インディアナポリス号の悲劇

 

この二つの話を聞いたことはあるでしょうか。

 

これは二つとも、第二次世界大戦期に起こったものです。

 

ダンピール海峡の悲劇では撃沈された輸送船団に乗っていた日本兵が、
インディアナポリスの悲劇では原子爆弾を運び帰還途中にあったアメリカ兵が

互いに攻撃を受けて漂流し、多くの人がサメに襲われ命を失ったとされています。
(ダンピール海峡に関しては連合国軍による漂流した日本兵への機銃掃射という情報しか乗っておらず、サメが本当に出たのかは怪しいですが)

 

そしてここで致命的となったのは、皮肉にも彼らが着用していた救命胴衣でした。
救命胴衣は、基本的に発見しやすくなるよう、明るい色に作られています。
サメは暗い色よりも明るい色を認知する能力のほうが長けています。

当時の救命胴衣も、黄色やインターナショナルオレンジの胴衣が使われており、それがサメをますます引き付けてしまったわけですね。

そのため救命胴衣は命を救うどころかかえって死を招く、『ヤムヤムイエロー(おいしそうな黄色)』などと揶揄されてしまうことになります。

 

 

今では日本でも、船に乗る時はライフジャケットの着用が法律で義務付けられています。

しかしもし落ちてしまうと、運がよければ先に人に気付いてもらえますが、運が悪いと先にサメに気付かれてしまって襲われます。

 

ライフジャケットをしているからといって気楽にデッキの手すりに寄りかかっていれば、そのまま地獄行きになりかねないのですね。

 

 

ちなみにもしそういった色のライフジャケットを着て落水してしまい、漂流することになったら、たとえサメが近づいてきてもバタバタしたり足を動かしたりせず、じっとしていたほうが助かる見込みが上がります。(動いていると、弱って水面で悶えている獲物に見えてしまうため)

 

これで襲われずに済み、助かった事例もあるので、そんな状態に陥らないのが一番ですが、万が一のときはどうぞ。

 

もし襲われてしまいそうであれば、もはやパニックになってしまうでしょうが鼻先を殴るか触るだけでも、ロレンチーニ器官を麻痺させてサメを追い払うことができるようです。

共食いするサメは?

シロワニの名前ほど、共食いの話題で頻繁に出てくるものはありません。

シロワニ

というのも、ほかの生き物が外の世界で食いあうのに対して、シロワニは母親のおなかの中ですでに共食いを始めるからですね。

 

「食卵・共食い型胎生」とよばれるこの現象は、少数の卵を一人前に成長させてから海に放つという、一種の繁栄のための工夫です。

こうすることで生まれた個体は生存しやすくなり、種の保存に役立ちます。

 

また、基本的には先に母体内で生まれることができた個体が他のサメを食べていきますが、ときには生まれたサメ同士、母体内で壮絶な戦いをすることもあるそうです。

 

そうして生まれた後は同種やエイ・小魚・甲殻類・頭足類を食べて生きていきます。

そんな食性ですが基本的に性格は温厚で、人は滅多に襲いません。

 

ただシロワニにとって不幸だったのは、顔がやくざ顔だったことです。

これによって「人食い鮫」のレッテルをはられ、本当に悪いのはホホジロザメとかだったりするのにシロワニまで乱獲にあい、現在では絶滅危惧種として保護されるまでにいたっています。

 

シロワニだけではない! 共食いするサメ

基本的になぜかシロワニばかりが「共食い」のレッテルを貼られていますが、ほかにも共食いをする鮫は多くいます。

 

theサメofサメのホホジロザメや

ホホジロザメ

 

尾の衝撃波や殴打で魚を殺して食べるオナガザメ

オナガザメ

 

海水浴で合ったら青ざめて逃げるべきアオザメ

アオザメ

 

危険ですが寒冷地にいるため人的被害があまり出ないネズミザメ

ネズミザメ

 

など、「人食い鮫」の多くがシロワニと同じく、「食卵・共食い型胎生」で、母体内で共食いをします。

 

つまり、水族館で飼育されているこれらのサメも、野生で見られるこれらのサメも、「一番早く生まれて兄弟を食べれた」個体なのですね。

 

栄養分(敗者)前提でたくさんの卵を産むその生態は人間には理解しにくいところもありますが、これも厳しい自然界を生き抜くための進化なのでしょう。

 

 

では、今回はここまでにします。ありがとうございました。

私たちはあまりサメに襲われないようにしたいものですね。

では!