マナー

日本にもほんとうに色々なマナーがあります。

 

今回はその中から一部、ビジネスや冠婚葬祭で求められるマナーを集めてみました。

 

10人いれば9人以上が「よい」と思うものや、「めんどくさい」と思うものなど、もしよければご自分でどう思うかを確認してみてくださいね♪

 

 

ビジネス

ビジネスで使われるマナーは、ときとして大事な取引をご破算にしてしまうこともあるほど重要なものです。

 

しかし反面、あまり気にしないという会社員や会社役員もおり、新人研修で習ったりマナー本に書かれているノウハウは、逆にこびへつらった感じになって相手を不快にさせるという主張もあります。

 

僕も、新卒で入った会社の新人研修で電話対応をしていたころ、電話の向こうの方にそれを指摘されました。

単にコミュ障で声のトーンなどが癪に触ったという可能性もありますが、いずれにせよ、若者が社会に出て習うマナーのいくつかはあまり実用性のないもの(習うだけ面倒くさいもの)でもありそうです。

 

椅子に座るときは右左どっちから?

会議室の椅子

就職面接でも取引先との商談でも、座席に関しては問題になりがちです。

 

特に上座と下座についてよく言われますが、「どっちから座るか」についても困ったことがあるのではないでしょうか?

 

この答えはずばり左側からで、日本だけでなく、世界中での共通マナーとなっているようです。

 

そして肝心なのが、座る順番は目上の人からということです。

 

椅子ひとつとっても、ほかにもいくつものマナーがあります。体で覚えていればまだしも、慣れない頃にそれらすべてを意識していたらかなり疲れそうですね。

 

めんどうくさい。と思う方も多いのではないでしょうか。

 

宴会や会食での靴の脱ぎ方は?

こういった場でも上座と下座が気になってしまいますが、多くの場合、座敷に上がるときの靴の脱ぎ方でもドキッとしてしまうのではないでしょうか。

 

特に相手がものすごく重要な人である場合、一つ一つの所作に気をつかってしまうものです。

 

この場合は、「相手にお尻を向けない」というマナーの原則を守ります。

 

なので前から靴を脱いで座敷に上がり、その場で斜め横向きになって靴の向きを直し、隅に置きます。

こうすれば、相手に完全にお尻を向けてしまうという無作法を回避することができます。

 

これはビジネスでなくても、プライベートでよそのおうちを訪ねる時でも同じで、できていれば礼儀正しいなと思ってもらえる良いマナーだと感じました。

 

座布団の座り方

宴会などで問題なく座敷に上がった次に躊躇するのが、座布団に腰を下ろすことです。

 

ここでのポイントは以下の通りです。

  • 絶対に座布団を足の裏で踏んづけない
  • 座布団を引っ張ったり、位置を手直ししたりしない
  • 裏返したりしない

 

踏むのはもちろんタブーですが、むやみに手直ししないというのは、「客を持てなおすためにあらかじめ整えられている座布団を手直しするということは、相手の整え方に不満があるという意味に捉えられてしまうから」。だそうです。

 

そして座り方ですが、

  1. 座布団の下座側(出入り口に近いほう)に正座する
  2. かかとを立てて膝をつく姿勢になって、膝を座布団にかける
  3. 両手を軽く握って体重を支えながら膝から乗る
  4. 正面に向きなおって、座布団の中央に座る

です。

 

宴会場が狭い場合、こういった座り方はできないことがあります。

そういった時には座布団の下側に膝をつき、座布団が動いてしまわないように軽く両端を手で押さえながら膝から乗るようにします。

 

 

相手との関係性によってはあまり意識する必要のない座り方かもしれませんが、場合によってはユーチューブなどで座り方をマスターしておく必要もあるかもしれませんね(笑)

 

座布団の上で足を崩したい

正座はとてもきついものです。

宴会のときに憂鬱になる要素ワースト3位に入っている気もするのですが、あなたはどう思うでしょうか?

 

しかも、宴会場によってはあぐらをかこうとしても、席が低すぎるので結局楽な態勢になれないということがままあります。

 

会食で足を崩したい場合、乾杯が終わるまでは正座で我慢しなくてはならないようです。

そしてその後、「足を崩させていただきます」などの許可を得てから足を崩します。

 

その際、足は下座のほうの斜め後方に向けます。

上座には目上の人が座っているため、そちらに足を崩して向けてしまうと取り返しのつかない事態に発展することにもなりかねないようです。

 

上司と廊下を歩くときの並び方は?

今までの社会経験が浅いため、これを気にする上司ってそんなに多いのかな?とも思ってしまいます。

 

しかし自分の上司がそのたぐいの人間である場合、原則として、自分は上司の少し後ろを歩くそうです。

なんとなくそんなシーンはドラマでよく見かけないでしょうか?

 

そして目的の部屋に到着しそうになったら「失礼します」と断りを入れたうえで小走りで上司を追い越し、扉を開けてあげます。

 

この時、自分は部屋に入らず、先に上司に入ってもらってからにします。

 

階段やエレベータでの移動時にも、原則として先に上司に行ってもらいますが、エレベータに入ったら自分がボタンの前に立ち、操作をするようにします。

 

上司の代わりにいろいろやってあげるとか、考えただけでも面倒くさそうです。。。

 

来客を見送るときは?

会社勤めをしていると、来客の対応をするということがよくあります。

この時、やはり気を使ってしまうのが面倒くさく感じてしまいます。

というのも、どこまでついていけばいいんだろう、となってしまいます。

 

こういった場合、基本的には見送りはエレベータや受付まででよいそうです。

相手が乗客であったりする場合は、玄関や外、車までついていき、お辞儀で見送ることもあるようです。

 

もしそれが冬で、相手がコートなどを持っているという場合は、玄関から出る前に「どうぞお召しください」といって寒さ対策をさせてあげるとより丁寧で印象は抜群のようです。

 

上司との電話はどちらが先に切る?

一般的に、電話は先にかけたほうから切るというのがルールです。

 

しかし相手が上司や目上の人の場合は、たとえこちらが発信側であったとしても、受話器を置くのは相手が電話を切ってからです。

 

こうしないと、「勝手にかけてきて勝手に用件だけしゃべって勝手に切った」という図に取られてしまい、失礼に当たってしまうことがあるようです。

 

手紙の「前略」と「早々」の使い分けは?

ビジネス相手に手紙を送る際、「前略」や「早々」の存在に困ることがあります。

 

ルールとしては、

  • 「前略」は時候のあいさつや安否確認、繁栄を祈る言葉を省略してさっそく本題に入るという意味なので、つけるのならそういった言葉は続けてはいけない
  • 「前略」を使ったら最後に「早々」をもってくる
  • 一般的な文書なら、最初に「拝啓」で最後に「敬具」
  • かしこまった文書なら、最初に「謹啓」で最後に「謹白」または「謹言」

です。

 

一般的には「拝啓」と「敬具」の組み合わせですが、取り急ぎの要件だったりすでに要件が伝えられている場合は、「前略」と「早々」で文書を書きます。

 

訪問先では上座か下座か

訪問先の企業では座る椅子を指定されることも多いと思いますが、その場合は、たとえ上座であったとしてもそれに従って問題ありません。

 

ただし指定されなかった場合は、あえて下座に座っておくようにします。

 

担当がきた時、マナーのしっかりしている会社であれば、その時に上座を勧められることがあります。

 

手土産と「つまらないものですが」の組み合わせはok?

これは日本人がよく使う言葉ですが、ビジネスの場で使ってしまうと、むしろ失礼に当たってしまいます。

 

相手には、「お口に合うとよろしいのですが」、「よろしければお召し上がりください」などといった言葉を投げかけます。

 

よく、外国の人が「つまらないものをもらってもうれしくねー!」というというのを聞いたことがあると思いますが、日本でもビジネスの場ではそれが徐々に浸透してきたようですね。

 

車の中ではどの座席に座る?

タクシーを呼んでいる場合、上座は後部座席のいちばん右側で、次いで左側、真ん中という順番になります。

助手席は末席で、一番目下の人が乗るところです。

 

ただし、取引相手が運転をしている場合は、助手席が上座、次いで後部右側、後部左側、真ん中という順番になります。

 

取引先の人が運転しているのにその横は下座。なんていっていちばん目下の人が乗っていたら、相手は不快に思ってしまうこともあるかもしれません。そういったときは上司が乗ってくれるように祈りましょう。

 

 

 

冠婚葬祭

冠婚葬祭のマナーも、マスターしている人はきっとほんの一握りの人だけなのではないでしょうか。

 

僕はもちろんできていないですが、調べていて、こんなに気遣いがあるのかと頭が回ってしまいそうでした。

 

「ご冥福をお祈りします」はどういったときに使える?

なにかと便利そうな言葉の「ご冥福をお祈りします」ですが、個人によっては使えないこともあります。

 

この言葉はもともと仏教用語なので、個人が仏教徒であったり葬式が仏教式でない限り使うのはタブーです。

 

日本人の多くは無宗教なので、そういった際には「謹んでお悔やみを申し上げます」などといいます。

 

結婚祝いのお返しは全員に出さないとダメ?

結婚式では周りの人からお祝いをもらうことになります。

 

しかしそのあとでお返しもしなくてはいけず、どうすればいいのかと迷う人も多いのだそうです。(出さなくてよいのなら越したことはないですよね

 

基本的に、披露宴に出席した人にはお返しをする必要はありません。

というのも、披露宴で提供する食事や引き出物が、お祝いのお返しにあたるからです。

 

逆に、お祝いはもらったけど披露宴には出ていないという人にはお返しをします。

 

相場としてはもらった金額の半分くらいのものですが、関係なく全員に一律のものをお返しとして送っても問題はないそうです。

 

お返しは挙式後、遅くとも1か月以内に返すようにします。

持参もいいですが、郵送の場合、お礼状も添えるのがマナーです。

 

災害見舞にはお礼を渡すか?

災害見舞をもらった場合、原則としてお礼を渡すことは不要です。

 

というのも、復興やら何やらでそんな余裕はないことのほうが多く、逆に負担になってしまいかねないからです。

 

ただしお礼を言ったりお礼状を出したりするのは、最低限のマナーとして勧められていることです。

 

会席料理のメニューは?

会席料理は自分でタイミングやメニューが選べないため、あまり好きでないという人もいるかもしれません。

 

僕もそうなのですが、どうもじれったく感じてしまいます。

 

会席は料理だけでなく会話をする場でもあるので仕方ありませんが、せめてメニューの流れを知っておけば、残りのメニューの数だけはわかるので精神的な負担も減るのではないかと思います。

 

  1. 前菜
  2. 吸い物
  3. 刺身
  4. 焼き物
  5. 揚げ物
  6. 酢の物
  7. 蒸し物
  8. 煮物
  9. ご飯・留め椀・香の物
  10. 水菓子

 

前菜は、盛り付けを崩さないように端から手を付けるのがマナーです。

 

吸い物にも食べる順番はあり、まず汁を一口飲んで味わいます。その後、具と汁を交互に味わっていきます。

 

刺身は手前に盛り付けてあるものから箸を付けます。

醤油皿は手に持ち、ワサビは皿が汚れるのを防ぐために刺身の上に乗せるようにします。

 

焼き物ですが、切り身の焼き魚or肉が出ます。

左側から、箸で一口大に切って食べるようにします。

小骨が口の中に残ってしまった場合、素早く、舌で骨を押し出して懐紙で包み込むようにします。

 

汁につけるてんぷらが出てきた場合、天つゆの器を手に持つか、懐紙で受けながら食べるようにします。

じつは手皿はマナー違反のようです。

 

酢の物も、器を左手にもって召し上がります。

 

蒸し物で茶碗蒸しが出てきた場合、これは汁物と同じ扱いなので、かき混ぜてもよいとされています。

また、具を食べ切った後、器に口をつけて残りの汁を飲むのも問題ないそうです。

 

煮物も、焼き物と同じで一口大の大きさにしてから食べるようにします。

 

ご飯は、お代わりすることもできるそうです。

この場合、一口分だけ茶碗に残し、両手で茶碗をもって係の人に差し出します。

寿司が出た場合、手を使ってもokですが、改まった場である場合は箸を使うほうがスマートで推奨されています。

 

そばが出てくることもありますが、音を出して食べるのはokです。

ただしこの場合、勢いよくやりすぎると汁が跳ね散ってきたなくなってしまうので注意が必要です。

 

水菓子も先ほどの焼き物と同じで、口の中に種などが残ってしまうものが出てくることがあります。

その場合、種などは懐紙に吐き出すようにします。

食事中も食後も、ビジュアルは重要なマナー要素のようです。

 

 

 

まとめ

マナー

いかがでしたでしょうか。

 

今回ピックアップしてみたもの以外にも、本当にたくさんの良い(面倒くさい)マナーが存在しています。

 

面倒くさいと思わざるを得ないものもたくさんありますが、それらすべてをマスターしておけば、なんとなく人生がより豊かなものになりそうだなという気がしました。

 

ビジネスでも冠婚葬祭でも、多くの人からすれば無駄に感じられるマナーもありますが、一度、今後の予定を確認して使えそうなマナーをピックアップし、実践してみると楽しそうです♪

 

ではここまでありがとうございました!