アルバイト

最高裁で、「アルバイトへの賞与が認められた」判決が下りました!

 

ご存知、過去の判例によって判決がくだりやすい日本。裁判員裁判では「判例がないから」という理由で裁判員たちの主張があとから覆されるほどです。

 

 

だからこそ、今回の判決は、賞与がないことに不満を抱くアルバイトやパートの人たちにとって朗報なのではないでしょうか?

 

もちろん、全員が全員、裁判なんてたいそうなものに挑めるわけではありませんし、働き続けるのが優先なら、平和的解決をしたいと思うはずです。

 

 

なので今回は、

  1. 賞与が認められたアルバイトさんが置かれていた状況
  2. 裁判以外で賞与をもらえるように交渉する方法
  3. 転職を考える?

 

について見ていきたいと思います。

 

賞与が認められたアルバイトさんが置かれていた状況は?

  • 大阪医科大学(私立)
  • 元アルバイトの50代女性
  • 2013年に秘書として研究費の管理をするように
  • 2015年にストレスにより仕事ができなくなり休職
  • 2016年に退職

 

そのストレスの原因になったものは、

  • 同期の正社員の半分しかない年収
  • 有期契約社員は正社員の8割の賞与をもらえるのに、アルバイトである女性はもらえなかった
  • 夏の有給や病欠中の賃金格差が大きい。

 

です。

 

 

基本的に、待遇や賃金、賞与といった面ではアルバイトは正社員に大きく劣りますよね。

 

正社員〉〉〉有期契約社員〉〉〉アルバイト・パート

的な感じでしょうか。

 

 

たしかに、正社員はほかの人たちよりも背負う責任が大きいので有期契約社員やアルバイトよりも好待遇なのはわかります。

 

 

しかし、アルバイトやパートだからといって「誰にでもできるたいした価値のない仕事」をしているとは限りません。

 

 

今回は「有期契約社員でも正社員の8割の賞与があるのに、アルバイトにはないというのは不合理。最低でも6割は支給しなければいけない」として女性が109万円を勝ち取りました。

 

 

女性の弁護士も言っていますが、この判例はいずれ、同じような非正規雇用者の助けとなるでしょう。

これで救われる人が増えるといいですね。

 

 

裁判以外で賞与をもらえるように交渉する方法

女性は裁判によって賞与を勝ち取りましたが、負ける可能性があり、勝ってもそこでの仕事がしにくくなるというリスクがあり、裁判がまだまだ現実的に考えられない人が多いはずです。

 

そういった人は、こういった方法で賞与をもらえるようにしてみましょう。

 

  1. 雇用主と交渉する
  2. 高確率で拒否されるので、周りのアルバイトさんたちを巻き込む
  3. 最悪、アルバイト先を変えてしまう

 

雇用主と交渉する

雇用主と交渉する場合、ほとんどの確率で拒否されてしまいます。

 

そもそも契約書には賞与がないと明記されており、雇用主にはあなたの言い分を拒否する権利があるからです。

それに雇用主にとって、賞与を渡したい人だなと思っていたとしても、手続きやなんやかんやがめんどうくさい。

 

 

日本人は交渉ごとに弱く、とくに社会的ににあまり立場の強くないアルバイトやパートさんなんかは顕著です。

 

なので交渉に失敗したら、残りの二つを検討せざるをえないでしょう。

 

周りのアルバイトさんたちを巻き込む

これはあなたのリーダーシップや職場の状態などにもかかわってきます。

 

しかし実際のところ、工場やコンビニなど、正社員よりもアルバイトやパート、派遣社員がラインを動かすのに貢献しているところでは、ストなんて起こされたら大打撃なわけです。

 

 

  1. 強い正社員が少なく、自分についてきてくれそうなアルバイトやパート、派遣社員がいないか?
  2. 数人くらい自分たちと親しくて味方になってくれそうな正社員はないか?

 

こういったところをクリアできれば、実際にストを起こさなくても、「起こすかもしれません」と雇用主側に言うだけで相手は考えるはずです。

 

というか、この時点で団体交渉権が認められるので、交渉に応じないのはそれだけで法律違反です。

 

 

それでも相手が納得しないのであれば、実際に短時間だけ作業をやめる。

長時間とめてしまっても自分たちにも打撃ですが、こちらが本気であることが雇用主側に伝われば、さすがに悲鳴を上げるはずです。

 

 

また、自分にリーダーシップがなくても、職場には立場の強い非正規のおじさん、おばさんがいるものです。

信頼できるのであれば、そういう人たちに相談してみるのも手ですよね。

 

転職を考える?

労働組合がてきせつに機能していなかったり、職場の状況的に賞与がもらえるようにならなそうなことがあります。

 

そういったときは、もういっそのこと転職を考えてしまってもいいかもしれませんね。

中には、アルバイトやパート、派遣社員にも正社員と同じくらいの賞与を出す企業もあります。

 

ただし転職を進めるにあたって注意しなければいけないことがあるのでそれについて見てみます。

 

「賞与あり」でも雀の涙ほど

人手不足を解消するために「賞与あり」で募集をかけたものの、実際は数千円から2万円ほどしか出ない。

というところがけっこう多くあります。

 

とくに注意しなければいけないのが、短時間労働のアルバイトです。

 

正社員よりも責任や仕事の面で楽だし、労働時間も短いから。といった理由でほとんどもらえません。というかもらえるだけ奇跡。

 

コンビニなど特にそうですよね。

 

「賞与あり」でも現ナマじゃない

「賞与あり」としているところでも、場合によっては現金支給ではなく商品券などでの支給になります。

 

これは主に課税の対象になるのを防ぐためらしいのですが、法律的にもかなりグレーで、しかももらった本人もあまりありがたみを感じられない場合があります。

 

これも小さい会社によくあることで、たとえば10年働いていたとしても5万円分の商品券しかもらえず、用途にも欠けるため泣き寝入り。ということがあります。

 

 

これを防ぐには、気になっている会社は応募する前に口コミサイトなどで賞与についての情報が載っていないか確認すべきでしょう。

 

「賞与あり」でも厳しい条件がある

「賞与あり」と書かれていると安心してしまいそうですが、そこに

・アルバイト(年2回)

 

と明記されていなければ結局もらえないことが多くあります。

 

というのも、そういったところはアルバイトへの賞与の支給を

  • 売り上げ目標を達成したとき
  • 勤続年数が5年または10年などに達したとき
  • 新しい資格を取得したとき

 

などに限定されるためです。

 

となると、なかなか誰でも簡単に賞与をもらえるわけではありませんよね。

 

こういった釣りもあるため、やはり応募前に情報を可能なかぎり集めておくか、「アルバイトは賞与はないものだ」と割り切ってしまっておいたほうが気は楽かもしれません。

 

転職お祝い金をもらえるサイトを利用する

中には、転職できた人に現金を支給するサービスがあるので確認してみるといいでしょう。

賞与の支給があるかどうかは職場によりますが、最初からあきらめてお祝い金だけあればいいやという場合ですね。

 

例えば今だと、

 

indeed
(15万~18万)
(25万)

と、正規だったり非正規だったりしますが意外と転職祝い金の高いところもあります。

 

タウンワーク
(2万}
(5万)

比較的に待遇面で劣りやすい飲食でも、数万円は出ます。

 

転職業界大手の「アルバイトEX」はどうか?

アルバイトEX
(3~5万円)
(最大で15万円)

ただしアルバイトEXに関しては、利用者が多いぶんトラブルも多いようで、お祝い金がもらえないという声もあるようです。

 

入金は楽天銀行のみ。かつログインした状態で応募しなければいけず、お祝い金を申請できる期間も限られています。

 

これらを踏まえて、どうするか決めたほうがいいですね。

 

なんなら自分でポイントサイトに登録する

ハピタスなどのポイントサイトに登録し、サービスを受けていれば、いつの間にか少なくない額のポイントがついていることがあります。

 

もちろん、サービスを受ければお金は出ていくので黒字になることはあり得ません。

 

しかし普段からネットショッピングをしていたり、クレジットカードを作りたいと思っていたり、ヤフオクにいらないものを出品していたりするようであれば、登録しておくのをお勧めします。

 

 

なかには「ハピタスだけでかんたんに月10万円稼げますよ!」という人もいますが、それはポイント付与条件が緩かった昔のことであって、今でも言っている人は詐欺師のようなものなので関わらないようにしましょう。

 

まとめ

ではここまでありがとうございました。

 

アルバイトでも、賞与は欲しいものですよね。

 

法律的にはまだまだ「アルバイトやパートに賞与を設定しないのは合法」となっていますが、今回の判例をもとに、これからはアルバイトやパートでも賞与をもらえるようになっていくかもしれません。

 

 

それまでは交渉したり、なんなら団体で交渉したり、いっそのこと転職してしまったりなどで、賢く稼いでいきましょう。

 

ではでは、またどこかで。