(未放送の部分もガンガンネタバレしていくのでご注意ください)
アインズの目的の優先順位とは
アインズはオーバーロード3期の冒頭(7巻)でデミウルゴスやアルベドと今後の優先事項について話し合います。
その時にアインズは自分の中での優先順位をこうしています。
ナザリックの存続。最悪ナザリックが落ちたとしてもかつての仲間たちの子供であるNPCさえ守れればよい
2位
アインズ・ウール・ゴウンの名を世界に広め、こちらの世界に来ているかもしれない仲間に接触を図ること。なんなら仲間でなくてもユグドラシルプレイヤーとは仲良くしておきたい。
3位
ナザリックの強化。シャルティアを精神支配した敵がいる以上、軍拡が必要と見なしている
4位
情報収集。最優先事項だったがある程度集まってので順位を下げた
やはりアインズにとっての最優先事項はNPCたちを守ることのようですね。
かつての仲間や作られたNPCには本当に強い愛情を持っているようです。
そんなNPCを殺しかけたイビルアイは今後どうなってしまうのでしょうか。
また、まだ正体はバレていませんがシャルティアを洗脳した者には借りを返すと誓っているので、いずれ漆黒聖典や法国とぶつかることになるでしょう。
その時にどうなるかが楽しみです。
もしかしたら、「自分より強い男の子を孕みたい」と願っている番外席次がシャルティアとアルベドの正妻戦争に参加することにもなるのかな~なんて妄想しています。
NPCたちの目的
アインズはナザリックの方針を決める際、自分が何もわかっていないということがばれないようにデミウルゴスに「他の守護者にここで伝えなさい」と命令をします。
しかしデミウルゴスからどんな答えが出てくるのかと思ったアインズは、あまりに意外すぎる言葉に驚きます。
はい。さて、諸君、王国の裏社会を統治することによって、アインズ様の主たる目的である世界征服の足がかりが得られる。わからなかった愚か者はいないな?
この言葉にアインズは大きく動揺します。
世界征服を宣誓した覚えなど本人にはなく、それなのに他の守護者は全員「そりゃそうだ」という顔でデミウルゴスの話を聞いています。
実はこれ、アインズの第1期第2話での発言が引き金になっています。
異世界に来たばかりの感傷と興奮で判断が鈍っている時にデミウルゴスの創造者であるウルベルトの口癖を思い出します。
「世界征服」や「侵略」、「ユグドラシルごと征服してやろう」といった趣旨の発言を思い出し、あろうことかデミウルゴスの前で「世界征服なんてのも面白いかもしれないな」と言ってしまうのです。
これがデミウルゴスの深読みスキルで拡大解釈され、ナザリックの最優先事項となってしまいます。
しかし当のアインズは冗談で言ったつもりだったためすっかり忘れており、デミウルゴスの発言に動揺します。
しかし既にそれがNPCたちに浸透している以上、否定する勇気が持てずにその方針に乗っかることになってしまいます。
ジルクニフやガゼフなど異世界の人々には災難ですが、そんなことで大虐殺なども起こってしまったのですね。
ナザリックという国を作り上げるという提案
動揺し声を震わさないようにするので精一杯のアインズに対してデミウルゴスとアルベドはトントンと話を進めていきます。
今までは裏で暗躍してきました。しかし現状、シャルティアを精神支配した存在が暗躍していると思われる以上、後手に回っていては厄介なことになりかねないということからナザリックという国を作ることをデミウルゴスは提案します。
この国が後の「魔導国」となります。魔導国として活動することで表立って堂々と行動できるようになります。
一方そのころ、シャルティアの精神支配の件がまだバレていないスレイン報告はアインズ・ウール・ゴウンなる魔法詠唱者を警戒し、漆黒聖典の占星千里に戦争の監視をさせますが・・・・・・
(→関連記事:占星千里が見た惨劇)
デミウルゴスにとって王国で唯一魅力がある人物とは
これは二期でも出ていましたが、ラナーです。
王国の八本指編が始まる前にラナーとデミウルゴスは協力関係を築いており、ラナーは平気で人類を裏切ります。
最終的にリエスティーゼ王国が魔導国の傘下に入った場合、彼女には領域守護者と同じ地位が与えられることになっています。
そしてクライムもおそらく彼女のものとなり、首輪をつけて飼われることになるだろうと予想できます。
ナザリックは異業種ばかりですが、ラナーは人類でありながら精神的に異業種として高く評価されます。
デミウルゴスやアルベドに比肩する洞察力で、しかも深読みスキルはないので実はアインズが有能ではないということにも気付いているかもしれませんね。
参考記事
(アインズの最終目的について)