The Curse of La Lloronaが映画化

La Llorona

このたび、「La Llorona」の伝説がホラー映画化されることになりました。

 

タイトルは「The Curse of La Llorona」(ラヨローナの呪い)です。

 

これはメキシコに伝わる都市伝説が元ネタになっており、現地では子供の門限を守らせるための脅し文句としてよく語られているそうです。

 

監督はマイケル・シャヴェス氏で、まだ長編作品に関しては経験のあまりない方です。

 

ただし、本作には「死霊館」シリーズの生みの親であるジェームズ・ワン氏もプロデューサーとしてかかわっており、本人の口からマイケル・シャヴェス氏の才能と情熱に太鼓判が押されています。

 

そのため2020年公開見込みとされている「死霊館4(タイトル未定)」に関しては、このマイケル・シャヴェス氏が監督を務めることになっており、大抜擢といえます。

 

では、この「La Llorona」伝説とはどんな物語なのでしょうか?

 

ではでは、映画の元ネタとなったラヨローナ伝説の物語をお楽しみください。(ほぼwikiを自力翻訳したものです)

 

ラヨローナ伝説とは

改めて、ラヨローナとは、「嘆き悲しむ女の幽霊」です。

子供たちを亡くし、川で泣きながら子供たちを探しており、近くを通った人や彼女の鳴き声を聞いてしまった人を不幸にする呪いを発しています。

 

ラヨローナの呪いの誕生

 

彼女はもともと、メキシコの貧しい田舎に家族と一緒に住む、マリアと名付けられた美しい女性でした。

 

ある日、大金持ちの貴族の御曹司が村を通りかかります。

 

そしてマリアに目がいき、一瞬で恋に落ちてしまいました。

 

そしてマリアも、純粋に彼に魅かれ、プロポーズを喜んで受け入れます。

 

しかし、マリアの家族は彼女が大金持ちの貴族と結婚できたことに喜んだものの、御曹司の父親は、息子が貧民と結婚したことに失望を露わにしました。

 

マリアと御曹司はそんな父親から離れるために、父親のもとではなく村に家を建てます。

 

しかし、マリアの幸福はそこでついえたのでした。

 

マリアが男女の双子を出産してから間もなく、夫は実家に帰りっぱなしのことが増えました。

 

もはやマリアや子供たちの近くにいるより、お金やアメニティの充実した実家のほうが心地よかったのです。

 

たまにマリアのもとに帰ってきても、彼は子供たちにしか目を配ることはなく、マリアはもう自分が愛されていないのだということに気付きます。

 

そして、ついに夫は実家から戻ってくることがなくなりました。

 

それでも彼女はしばらくは家族や子供たちと共につつましく暮らしていきます。

 

別離

 

 

 

それから数年後、マリアが子供たちと一緒に川の近くを歩いていると、見覚えのある馬車を見かけます。

 

その中には帰ってこない夫と、夫に寄り添う若くて美しい女性がいます。

 

彼女の怒りは限界を超え、考えることなく、愛しいはずの子供たち二人を川に投げ捨て、溺れさせてしまいます。

 

しかし、人の怒りというのはそう長く持続するものではありません。

 

動かなくなった子供たちが水面に浮かんでいるのを見て、彼女はすぐさま自分が何をしでかしてしまったのかを気付きます。

 

そして彼女は一緒に死のうとし、川に飛び込んだのでした。

 

彼女の魂は死ぬことを許されず、永遠にその川で泣きながら子供を探し続けています。

 

 

伝承(もし出くわしてしまったら)

もし彼女の鳴き声を聞いてしまった場合、あなたは川から反対方向に逃げなければいけません。

 

そうしなければ不幸、最悪の場合は死が待ち受けることになります。

 

また、もしあなたが子供である場合、細心の注意を払わなくてはいけません。

彼女は子供を見かけると、わが子だと錯覚して溺れさせようとするのです。

ゆえに、子供はその川の近くを一人で歩くことは許されません。

 

天国の扉にて

彼女は死して間もなく、天国に通じる扉で子供たちの所在をたずねられました。

 

しかし彼女は子供たちを見つけられていないので、天国(あるいは来世)に逝くことを許可されませんでした。

 

それ故に彼女は永久に、生と死のはざまに存在しながら、見つかるはずのない子供たちを探し続けなくてはいけないのです。

 

(もともとはマリアという名前でしたが、常に泣き続けているため、 La Llorona(ラヨローナ)と呼ばれるようになったそうです。ここら辺の詳しい説明はメキシコの言語や文化に詳しい人でなければ無理そうですね)

 

 

他の説(誘拐)

女幽霊

上に書いたものが主なものですが、ほかの説では、彼女は我が子に似ている子供を選んで誘拐するとされています。

 

その際、彼女は子供たちに「溺れさせてしまって」ごめんなさいと許しを請いながら、しかし自分が天国に逝くために子供たちを再び手にかけます。

 

彼女を見かけたと主張する人の大体は、彼女は夕方から夜にかけて川(または湖)に出没するといいます。

 

 

また、彼女の鳴き声を聞いてしまった人はその瞬間に「死」を運命づけられるとする言い伝えもあります。

そして彼女の慟哭は、”Oh my children!”(あぁ私の子供たち!)なのです。

他の説(侵略者の愛人)

ラ・マリンチェ
また別の説では、ラヨローナはラ・マリンチェと同一視されることがあります。

 

ラ・マリンチェとはナウアに住んでいた女性で、コルテスという名前のスペインの軍人(1485~1547)に通訳者として付き従った女性でもあります。

また、世話人兼愛人としてコルテスの子供たちを抱っこして運ぶのも彼女の仕事だったようです。

 

そして二人はともにアステカ帝国を征服します。

 

 

ただし彼女にも悲しい運命が待っており、結局、ほかの女性に目移りしたコルテスに捨てられてしまったのでした。

 

ここがラヨローナとの共通点として挙げられ、たびたび同一視される理由となっています。(ただし、歴史的にマリンチェが自分の子供たちを腹いせに殺害したという証拠はなく、ただの作り話であるともされているようです)

 

その後、コルテスに捨てられたマリンチェは征服の復讐としてアステカ帝国の人々からも追放されてしまったそうです。

 

他の説(先住民にとってのラヨローナ)

南カリフォルニア州の先住民(Chmash)の間でも、独自のラヨローナ像が語り継がれています。

 

それによると、ラヨローナはナナシスと呼ばれる異界の怪物に何かを説明しているとき、maxulawまたはmamismisという名前を呼んだことがあるそうです。(おそらく子供の名前?)

 

多数の先住民族がこの伝承を信じており、何人かは、木の上で泣き続けるmaxulawの声を聴いたことがあるそうです。

 

ただしその泣き声は死をもたらすともされており、先住民からは恐れられています。

 

また、maxulawは生皮をさらした猫の姿をしているとされています。

 

他の説(神格化)

ラミア

アメリカ国外では、ラヨローナは古代ギリシャ神話に出てくる、子供を食べる化け物であるラミアとの類似点を指摘されることがあるようです。

 

ラミアはゼウスと愛人関係になってしまい、彼との間に子供までもうけてしまいます。

 

これを知ったゼウスの正妻であるヘラは怒り狂い、ラミアとゼウスの子供を一人残らず消し去ってしまいます。

 

ラミアは子供を失ったショックで正気でなくなり、ほかの母親の子供を奪って食べる化け物となってしまったのです。

 

自然との関連

クーガー

ラヨローナ伝説は、クーガーが生息する地域でも語り継がれています。

 

現地の自然保護区ガイドは、クーガーの血を流しながら痛みで鳴き叫ぶ交尾のさまを、ラヨローナの叫び声と関連付けているようです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

ラヨローナ伝説は、メキシコの伝承が元ネタになっています。

 

嫉妬と怒りのあまり我が子を殺めてしまった母親は、未来永劫、自分の子供と勘違いして近くを通りかかる人々を川に引きずり込みます。

 

これを題材にした映画「The Curse of La Llorona」は、「死霊館」シリーズのジェームズ・ワン氏がプロデューサーを務め、ワン氏が大絶賛する新進気鋭のマイケル・シャヴェス氏が監督を務めます。

 

これから映画についての続報が出てくると思いますが、「死霊館」シリーズと同じく、きっと「The Curse of La Llorona」も素晴らしいシリーズ作品になってくれるのではないでしょうか。

 

 

では、ここまでありがとうございました♬

またどこかでお会いできれば♪