飛行機

イギリスでJALの副操縦士が飲酒した状態で搭乗しようとして逮捕された問題ですが、もし捕まっていなかった場合、どんな仕事をしていたのでしょうか?また、それによって乗客に危険が及びうるようなことにはなっていたのでしょうか。

 

そして、副操縦士はJALが社内で規定するアルコール検査もすり抜けており、そこも疑問です。

 

 

副操縦士の仕事内容

パイロットを目指す人のための情報サイトである「キャリアガーデン」様では、副操縦士の仕事内容を以下のように紹介しています。

  • 出発前(搭乗前)のミーティングで気象や空港の状態を確認
  • 整備状況、飛行高度、燃料についても同様に確認
  • コックピットに入ったら燃料確認、機器の始業操作、データ入力、計器類の確認やエンジンスタート
  • 離陸後は機長が操縦し、副操縦士は主に管制官との通信や機長の補佐
  • こまめに異常やトラブルが発生していないか確認し、管制塔とも交信

 

などなど、基本的には機長の補佐的役割であるものの、管制官との交信や、必要な時にはフライトルートの変更を便宜したりと、安全で安心な空の長旅を確保するためには欠かせない存在なのが副操縦士のようです。

 

これは「自動操縦システム」があってもかわらないことで、ときには人の手で予定を変更する必要に迫られます。

 

つまり、酔っていて正常な判断ができないとなると致命的になりかねないということですね。

しかも、副操縦士は既定の9倍のアルコールを排出しました。

 

アルコール検査をすり抜けたのは隠蔽?

くだんの副操縦士は搭乗前にマウスウォッシュで酒臭さを断とうとしたり、「問題となると分かったうえでの隠蔽工作」をしたのが確実であるとされています。

 

また、バスの運転手に指摘されてセキュリティに捕まった時にも大声で喚き散らしたそうです。

 

ふだんは大声を出して主張するタイプではなかったとのことで、このことからも、すべてわかったうえでやっていたということが明らかでしょう。

 

 

しかし問題は、JALが社内規定で行っているアルコール検査です。

 

問題の副操縦士はこれをどうやったのかわかりませんがパスしており、搭乗、離陸まであと一歩というところでした。

 

JALとはあまり関係のない、空港のスタッフであるバス運転手が酒気に気づいて通報していなければ、何事もなく離陸していたかもしれません。

 

また、これを受け、報道陣が「正しいアルコール検査を受けてパスしたのか」と質問したところ、副操縦士はただ「もうしわけありません」と返すのみだったといいます。

 

最新型アルコール検知器の導入が遅れていたとはいえ、この答えはどうにも怪しいと思わないでしょうか。

 

まったく無関係のバス運転手が気付いたのに、それまで接触していたはずの十数人の同僚からはなにも指摘されず、社内のアルコール検査も通ってしまっています。

 

そしてこの答えになっていない答え。

 

 

副操縦士はイギリス警察に拘留されており、11月29日に判決を言い渡される予定ですが、それだけでは終わりません。

 

仮に日本に戻ってこられたとしても、そこでも再捜査の手が入るものと思われますし、ほかにも逮捕者が出る可能性もあるのではないでしょうか。

 

何もわかっていない時点で「隠蔽だ」などと言いたくはありませんが、今回の件は複数人が関与したそれだと取られてもおかしくはない状態であるといえます。