イカとタコの特徴といえば

こんにちは、あきもぐです。

 

あなたは生ものは好きでしょうか。

私は寿司屋で一番好きなのがイカとタコです(笑)

あのシャキッシャキ感がたまらないんですよね。

タコ寿司

イカ寿司

 

このようにイカやタコと聞くと、どうしても加工されたものを思い浮かべることが多いと思います。

しかし海の中では墨やらジェット噴射やらいろいろ吐き出して活発なので、今回はそんな2つの機能についてみていきたいと思います。

 

イカとタコの墨のちがい

あなたも、小中学生の頃なんかは書道の授業があったと思います。

正月には書初めなんかもあって、部屋や服が汚れないように細心の注意を払ったのではないでしょうか。

墨

書道で使う墨には固形と液体状のものがありますが、両方とも服についてしまうとかなりとるのに苦労したと思います。

 

そして、筆を洗うために張った水につけたりすると、一瞬で透明だった水が真っ黒に染まったのではないでしょうか。

墨はすぐ水を黒く染める

 

墨には粘着性があり、その度合いによって広がり方が異なってきます。

 

そして、人は芸術的に墨を使いますが、タコと以下の場合はもっと深刻な時に使います。

捕食者から逃れるために使うのですね。

 

ここでタコの墨についてみてみましょう。

タコ

タコの墨は粘着性がイカより低く、噴射されたらサーっと広がっていく感じです。

まさに煙幕のような役割なのですね。

捕食者がタコを見失った隙に、全速力で逃げるのです。

 

イカの場合、

イカ

タコの墨よりも粘着性が高く、噴射されたその場でもこもこと煙立つような感じです。

それが捕食者には突然現れたもう一匹のイカに見え、混乱している隙に本物は逃げるのですね。

 

 

このようにして捕食者から逃げるイカとタコですが、敵が大群だったりするとすぐに見破られてしまい、結局食べられてしまいます。

 

ユーチューブにも、フグの群れに食いつくされるタコの映像などが載っているのでよろしければ探してみてくださいね。

 

 

では、墨をわざわざ吐くのになぜ食べられてしまう個体がいるのでしょうか?

それは次項のジェット噴射がかかわっています。

 

イカとタコのジェット噴射のちがい

一般的な魚類はひれを使って体を支え、推進力をえます。

そのため、ひれだけを切り取られて海に投棄されるサメなどは泳ぐことができずそのまま沈んで死んでしまうのですね。

 

しかしイカとタコはひれがありません。

その代わりとして、漏斗(ろうと)と呼ばれる器官から水を噴射することで推進力を得ます。

イカの漏斗 (穴が漏斗です)

 

タコの漏斗

これが、いわゆるジェット推進です。

 

 

今回はまずイカについてみてみましょう。

スルメイカ

中でもスルメイカは特に推進力が強く、時速7~10kmものスピードが出ます。

人の歩く速度が平均時速4~5kmなので、倍くらい速いということですね。

しかも推進中は漏斗からの射出角度を変えることで進む方向を自由に調節できます。

 

とはいえ天敵のマグロは時速80~90km

メカジキは時速100km

カツオは時速60km

他の魚、例えばハコフグなんかも出そうと思えば時速60km以上は軽く出ます。

 

こうしてみてみると、目くらましの墨の大切さが(役に立たないこともありますが)わかりますね。

マグロ

 

また、あなたも水面でゆらーっと止まっているイカを見たことがあると思います。

あれも漏斗を使った休憩方法で、平時は下方向に小さく水を噴射することでホバリングをしているのですね。

 

ではタコはどうでしょうか。

隠れたタコ

タコの場合はもっと深刻です。

 

タコはもともと砂地を手探りするように進むので、ジェット噴射もイカほどには洗練されていません。

しかもスタイルの良いイカと違い、でっぷりな丸っ子体型なので、水の抵抗をもろに食らってしまいます。

そのため、イカほどにうまく逃げられず、捕食者に食べられてしまうのですね。

 

 

ただし中にはコウモリダコという深海のタコもおり、8本の腕の膜を傘のように広げることで流れに乗り、距離を稼ぐことで敵から逃げるものもいます。

コウモリダコ

 

基本的に、墨とジェット噴射は2つで1セット。

食べつ食べられつの水中の世界ではとても大切な機能なのでしょう。

 

イカとタコは交尾にもジェット噴射を使う

多くの生物は、まずメスがオスを惹きつけるフェロモンを出します。

それに誘われてやってきたオス同士が戦い、勝った強いオスがメスと交尾するのですね。

その後、大抵のメスは交尾をやめ、フェロモンも出さなくなるのであぶれたオスは去っていきます。

 

しかし、イカとタコの場合、メスは何度も交尾をさせられてしまう羽目になります。

 

最初の交尾が終わったのち、メスはもう交尾をする気はありません。

しかしまたしてもそこでオスがやってきてしまい、メスに言い寄ります。

迷惑なのでメスはジェット噴射で躱して拒むのですが、オスは諦めないので結局メスは諦めます。

 

このときに、オスはメスの外套膣に入った前のオスの精包を、これ憎しとジェット噴射で洗い流してしまうのですね。

自分の子孫を残すための行動なのですが、その後も何度も別の招かれざるオスの面倒を見なくてはいけないメスにとってはたまったものじゃないでしょう。

 

こうしていたちごっこのような状況が延々と続きます。これで意味があるのかどうかわかりかねますが、メスが生む子供の数に比べれば、成長して次の子孫を残せるようにまで育つ子供たちの数は圧倒的に少ないので、そこらへんでバランスが取れているのでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

タコ墨~粘着性が低く、煙幕のような役割を果たす

イカ墨~粘着性が高く、その場で掛分身をしたような感じになる

イカのジェット噴射~時速7~10km  器用に調節でき、ホバリングもできる

タコのジェット噴射~するけど水の抵抗を受けすぎてあまり使えない。どちらかというと交尾用

 

という感じでした。

イカもタコも、私たち人間にとっては1セットで見られることが多いですが意外と異なる点も多いのですね。

次に海水浴や水族館に行くときは、墨や噴射が見られないか観察してみるのも面白そうです。

 

ではありがとうございました。今夜の夕飯はタコ焼きにしましょうか♬