一年

縦に長く、四季もある日本。そんな風土柄、古来よりさまざまな文化、伝統が継承されてきました。

 

その多くは特に若い人にとってなじみのないものですが、今一度どんなものか調べてみたり、実際に体験してみたりするととても貴重で面白い体験になると思います。

 

今年はどんな体験をしてみようかな。そんなことも考えながら読んでもらえると嬉しいです。

 

 

歳時記を簡単にいうと?

歳時記を検索すればこう出てきます。

俳諧の季題,季語を集め,季または 12ヵ月に分けて整理し,さらに解説,例句を加えたもの。

 

すこし難しいですね。

 

簡単にいうと、多くの記事やこの記事と同じで、季題や季語をまとめて紹介(解説)しているもののことです。

 

たとえば1月1日は『元旦』が紹介されており、12月1日には『歳末助け合い募金』が紹介されていたりします。

 

いくつか歳時記で紹介されているものをみてみましょう。

 

  • 1月2日(初夢)
  • 1月7日(七草がゆ)
  • 1月11日(鏡開き)
  • 2月上旬(さっぽろ雪まつり)
  • 2月中旬(横手かまくら)
  • 2月19日ごろ(雨水)
  • 3月6日ごろ(啓蟄)←『けいちつ』と読みます
  • 3月13日(お水取り)
  • 3月14日(ホワイトデー)
  • 4月上旬(イースター)
  • 4月10日~(女性週間)
  • 4月20日ごろ(穀雨)
  • 5月1日(メーデー)
  • 5月2日(八十八夜)
  • 5月6日ごろ(立夏)
  • 5月15日(京都・葵祭)
  • 5月21日ごろ(小満)
  • 6月1日(衣替え)
  • 6月4日(虫歯予防デー)
  • 6月22日ごろ(夏至)
  • 7月7日ごろ(小暑)
  • 7月23日ごろ(大暑)
  • 8月6日(広島平和記念日)
  • 8月15日(終戦記念日)
  • 8月23日ごろ(処暑)
  • 9月1日(二百十日)
  • 9月14~15日(だんじり祭)
  • 10月10日(目の愛護デー)
  • 10月20日(えびす講)
  • 11月3日(箱根大名行列)
  • 11月23日(勤労感謝の日)
  • 12月7日ごろ(大雪)
  • 12月22日ごろ(冬至)
  • 12月31日(なまはげ)(大晦日)

 

『啓蟄』は、冬ごもりをしていた虫たちがはい出てくる時期のことを指します。

 

ここで挙げてきたものはほんの一部でまだまだたくさんありますが、基本的にカレンダーに載っているような行事は歳時記にも載っていると考えていいでしょう。

 

1月の行事・風物詩

  • スノーボード
  • スキー
  • お雑煮
  • おとそ
  • 福寿草
  • 寒梅
  • 寒稽古
  • 大学駅伝
  • 大相撲初場所
  • 門松

 

おとそ

おとそは元旦に飲むお酒で、『お屠蘇』と書きます。

 

邪悪なものを屠り、生気を養うという意味で、現代ではおもに日本酒が飲まれています。

 

少し手間がかかっても良いなら本格的なものをご家庭でも作れるので、気が向いたら作ってみるのも楽しそうですね。

 

福寿草

まだ寒い新春に山林に咲いている花です。

 

『永久の幸福』という意味を持ちますが、少量でも死に至るほどの毒を持っているのがギャップです。(食べなければ平気)

 

寒梅

まだ寒い1月に咲く梅のことです。

 

梅は品種が色々とありますが2月中旬から梅雨にかけてがシーズンのものが多く、寒梅はそれらとくらべると早く収穫できるのが違いです。

 

寒稽古

1月の寒い時期、早朝に起きて剣道や柔道などの稽古をするものです。

 

聞いただけで苦行ですが、それをもって精神力を鍛えるのを目的としています。

 

2月の行事・風物詩

  • 流氷
  • ねこやなぎ
  • ヒヤシンス
  • うぐいすもち
  • わかさぎ
  • ふきのとう
  • クロッカス
  • カキ
  • 梅見
  • 受験

 

ねこやなぎ&ヒヤシンス

ねこやなぎは2月から4月の間に水辺で見られる花で、『自由』という花言葉がつけられています。


ヒヤシンスも同じ時期に咲く花で、『愛』といった花言葉があります。

クロッカスも花です。ヒヤシンスと同じで初心者にも育てやすいお花で、春の訪れを感じさせます。

 

3月の行事・風物詩

  • 卒業式
  • タンポポ
  • スイートピー
  • つくし
  • なごり雪
  • 白魚
  • 初節句
  • すみれ
  • ぼたもち
  • 春休み

 

スイートピー

品種によって春にも咲き夏にも咲き冬にも咲く花です。

 

3月の風物詩としても有名です。

 

初節句

赤ちゃんが生まれたら5節句のどこかでお祝いをし、末永い健康を祈ります。

 

1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日が5節句で、お祝いの席にたつ場合は5000円から10000円のお祝い金を納めます。最高では30万円までおさめられますが、よほど近しい関係でないといろいろな意味で難しいですね。

 

4月の行事・風物詩

  • にしん
  • 就職
  • フリージア
  • プロ野球開幕
  • おたまじゃくし
  • 山吹
  • チューリップ
  • 天皇賞
  • お花見
  • さざえ

 

5月の行事・風物詩

  • 端午の節句
  • 田植え
  • カーネーション
  • こいのぼり
  • 新茶
  • 柏餅
  • 五月人形

五月人形

 

五月人形は鎧兜を模しており、生まれた男の子が健康的にたくましく育っていくことを願って置かれます。

 

また、なかには平和や健康、魔よけを意味する五月人形もあり、自分の子供にどんな風に育ってほしいかで選びます。

 

6月の行事・風物詩

  • くちなし(花)
  • 蚊取り線香
  • 早乙女
  • ざくろ
  • ボーナス

 

早乙女

早乙女とは田植えをする女性のことです。

 

女性の生殖力が立派な稲作ができることと結び付けられ、古くから田植えの時期には優遇されてきました。

 

今でもこの時期になると男性と同等(またはそれ以上)の待遇があるため、早乙女たちが全国の田舎に出稼ぎに行くところもあります。

 

7月の行事・風物詩

  • 蝉しぐれ
  • 朝顔市
  • 枝豆
  • 金魚
  • ほおずき市
  • 麦茶
  • くわがた(カブトムシ)

 

朝顔市

とくに江戸時代には園芸がブームとなり、美しく品種も多い朝顔は人気があったそうです。

 

その名残で今でも東京や大阪、名古屋などで朝顔市が開かれており、たくさんの園芸家でにぎわいます。

 

蝉しぐれ

夏になるとおなじみ。何百匹もの蝉が一斉に鳴くさまを、時雨が降る音と重ねることでこのように呼ばれています。

 

実際、セミが鳴いていると『夏が来たなぁ』という気分になりますよね。

 

ほおずき市

浅草寺で毎年この季節になると催されているほおずき市。

 

もともとほおずきは仏教と関係が深く、お盆に提灯に見立ててつるすことでご先祖様の霊がお家に帰ってきやすくするために利用されてきました。

 

開催日は『功徳日』とされており、その日に浅草寺に参拝に行くと46000日分の功徳を得られると信じられていたため、江戸時代ごろからものすごい人気を博す風物詩となっています。

 

 

8月の行事・風物詩

  • 線香花火
  • くらげ
  • 帰省ラッシュ
  • 精霊流し
  • 土用波
  • ひまわり
  • 盆踊り

 

精霊流し(しょうりょうながし)

お盆にお家に帰ってきていた先祖がまた帰るのを手伝うために川に提灯などを流す伝統行事です。

 

川に流すのは、海のかなたがあの世だと信じられていることによるのですが、近年では汚染問題のこともあり、途中で回収されることが多いそうです。

 

宗教的な行事ではあるものの、幻想的な一面も併せ持っています。

 

 

土用波

遠方の台風の影響で押し寄せる波のことです。

 

台風の季節である8月の、とくに土曜日には海に遊びにくる人たちが多いもの。昔はそういった人たちがよく波にさらわれてしまう事故が起きたため、『土曜日の波は怖い』ということでこの名前が付きました。

 

しかし今では台風のせいだとはっきりしており、流されてしまう人は限りなく少なくなっています。

 

9月の行事・風物詩

  • コスモス
  • 読書の秋
  • 稲穂
  • 芸術の秋
  • 食欲の秋
  • 秋の七草

 

10月の行事・風物詩

  • むくどり
  • ハロウィーン
  • 銀杏
  • 栗拾い
  • むくどり
  • 運動会
  • 結婚シーズン

むくどり

秋になると群れで人里に居を構える鳥さん。

 

かわいいものの、そのぶん糞や羽などが社会問題となっているそうです。

 

11月の行事・風物詩

  • 飛行機雲
  • 木枯らし
  • プラタナス(植物)
  • 熊手
  • 手袋
  • 初霜
  • ストーブ
  • こたつ
  • 雪囲い
  • ボジョレー・ヌーボー

 

木枯らし

毎年晩秋から初冬のあいだにかけて吹く、冬型の風です。

 

基本的には必ず吹くものなので、まれに吹かない年があると『暖冬』ということになり大ニュースになります。2018年がそれでした。

 

雪囲い

主に豪雪地帯で、雪の重みに負けてつぶれないように家屋や庭木を縄や竹などで囲んだり補強したりすることです。

 

雪囲いにもいくつか種類があり、観光地などでは見た目を意識した美しい雪囲いが施されていたりします。

 

12月の行事・風物詩

  • しめ飾り
  • 年越しそば
  • めぬけ
  • 万両
  • お歳暮
  • クリスマス
  • 葉牡丹
  • 年賀状
  • 除夜の鐘
  • 大掃除

 

めぬけ

めぬけ

深海魚の一種で、漁獲されるときに圧力の違いから目が飛び出してしまうため、このような名前が付きました。

 

グロテスクな見た目ではあるものの非常においしく、スーパーで見かけることもあれば高級料亭で出されていることもある魚です。

 

まとめ

ではここまでありがとうございました。

 

一年を通じてとてもたくさんの風物詩や行事があります。気になるものがあればそれをお手紙に使うのもよし。実際に自分で体験しに行ってみるのもよし。四季折々の日本を楽しんでください。