日本は災害大国です。

 

地震、津波、豪雨、洪水、噴火も・・・。

 

水に関する災害が多いなか、3.11や今回の平成30年豪雨でも、数多くの方や住居が流されてしまいました。

 

さらに、そこで九死に一生を得たところで、無事な地域に身を寄せる当てがない場合、ほとんどのかたが避難所で生活することを余儀なくされてしまいます。

 

避難所生活ではそれまでの生活スタイルが完全に変わってしまいます。

そしてトラブルや事件など、問題も多く発生します。

 

今回はそういった避難所生活において役に立つコツや、あらかじめ準備しておくべきもの、ペット、いびき対策など、知っておいて損はない知識について見てみましょう。

避難所では場所取りがストレスになる

平常時でも電車や花見、花火などでスペースの争奪戦になることがよくあります。

しかしこの場合、いい場所を確保できようが悪い場所しか残っていなかろうが、それは短い時間で終わります。

 

ただ、避難所生活の場合、ただでさえストレスのたまる状況なうえに、こういったスペース確保のにらみ合いが長期間にわたって起こり続けます。

実際、それで避難者同士のトラブルの報道も後を絶ちません。

 

また、避難最初期に良いスペースを確保できた人は、そのスペースを他の人に譲りたくはなくなります。

こういったトラブルを解消するためにも、避難所の運営者たちはルールを敷くことになりますが、やはり多種多様な人々がいるため、ストレスはたまりやすいといえます。

 

 

ここで一つアドバイスなのですが、人は「物事をコントロールできていない」と感じるときに最もストレスを感じやすいという心理があります。

 

もしあなたが避難者の立場になった場合、ルールには否が応でも従わなくてはいけなくなります。

周りが納得できるような理由を提示できるなら話は別ですが、ただでさえストレスのたまる避難生活、いたずらにストレスを増大させるようなトラブルや関係は避けていくべきであるといえます。

 

避難所ではトイレが問題になりやすい

避難所となるような大きな建物というと、小、中、高校などが多いです。

 

そうなってくると和式が多い傾向にあり、不衛生であると感じやすいうえに年配の方々はきつい姿勢を余儀なくされることにより、全体的にトイレに行きたくなくなると感じやすくなります。

 

そうすると排せつを我慢したり飲食を抜いたりすることが増え、栄養不足やエコノミークラス症候群に陥りやすくなり、非常に危険です。

 

また、避難所用に仮設トイレを設置することもありますが、3.11の際は3日で届いたところもあれば、2か月以上経ってやっと来たというところもあります。

 

また、用を足した後に手を洗わない人もいるため、そこから病原菌が広まり、多くの人が危険にさらされることがあります。

 

そこで、どのような避難所に行くかわからない以上、携帯トイレは用意しておくことが望ましいです。

(100均やネットで売っています)

 

ただし用意する前に被災してしまったという場合、特に首都圏では土地が少ないためにトイレの数も不足することが見込まれています。

 

なのでそういった際は避難所につき次第、すぐに運営者(リーダーがいるものです)にトイレの事情を聞き、一刻も早くルールを敷いてもらうようにするべきです。

 

3.11でも阪神淡路大震災でも、トイレは汚物まみれになりました。

そうなると掃除したくてもしづらいというのが本音になるので、他にも問題はたくさんありますが、特にトイレの問題に関しては早急に話し合うことが望まれます。

 

避難所にペットは基本的に連れていっていい

環境省は基本的に、ペットは同伴させるべきであるという指針を打ち出しています。

 

それによって避難中の死亡や捜索活動、繁殖による衛生面の悪化などを防ぐ狙いがあります。

 

しかし3.11の際は、すでにこの指針が打ち出されていたにもかかわらず、多くの被災者が「避難所はペットだめ」と勘違いしておいていったため、後に自治体が捜索や捕獲、安否確認などに悩まされました。

 

また、やむをえずペットを置いていった家族の側にも心配や罪悪感は付きまとい、ペットも飼い主も苦しむことになります。

 

3.11の際、そんなことがあったなかで、同じ勘違いをしながらも「非常識と罵られるのを覚悟で」ペットを連れていった人々もいました。

 

結局その人たちはペットを無為に失うということを避けられ、後にネットでそのことを吐露したりもしています。

 

多数が集まる避難所では、必ずトラブルが起こります。

ペットアレルギーの人もおり、ペットを連れていけば問題になるのではないかと考えてもしまうでしょう。

 

しかしそれを考えるのは後にし、もちろん自分の身の安全が第一ですが、できることならペットもつれていってあげてください。

 

避難所での性被害

避難所ではこういった問題も多くあるようです。

 

マスコミではあまり報道されないものの、実際に事件はたくさん起こっています。

 

報復を恐れたり羞恥したりすることで泣き寝入りする羽目になっている方も数おり、避難所生活における大きな問題になっています。

 

また、一人でいる人が狙われやすいため証拠もなく、警察に訴えても何もしてもらえないということもあるようです。

 

女性はもちろん、小さな子(女の子も男の子も)、一人で行動してはいけません。

男性が男性に襲われるということも無きにしも非ずです。

極限状態におり、心のタガが外れてしまう人も出てくるため、細心の注意が必要でしょう。

 

避難所では他人のいびきに困らされる

男性に多いイメージですが、いびきがうるさい人というのは多く、それが避難所のような過密空間になるとかなり悲惨なものになるようです。

 

いびきは自分でやってしまっている場合、いくつかのコツで治すことができますが、他人がうるさい場合、それを指摘するのは難しいですし、聞き入れてもらえない可能性も高いです。

 

なのであらかじめ防災バッグなるものの中には耳栓をいれておくとよいでしょう。

 

用意する前に被災してしまったという場合、残念ですがいびきをかいている本人に直してもらうのは難しいため、他にも同じ悩みを持っている人を見つけ、大勢でリーダーなどに改善を要請するのがもっとも確実性がありそうに思えます。

 

もちろんそれで大きく改善がされると断言することはできませんが、一人で主張しても聞き入れてもらえる可能性は低いです。

 

快眠はストレスを減らします。

逆に他人のいびきに煩わされているうちはストレスは増えていく一方です。

 

ぜひ、せめて眠りだけでもなまたげられないようにされてください。

 

避難所では風呂にも入りにくい

避難先にお風呂があるというのは稀です。

 

トイレと同じでしばらくは入れないなどの不便を強いられるので、体はベトベトで不潔になってしまいます。

 

また、それが今回の豪雨のような暑い時期だと悪化します。

寒い季節でも人が密集していれば汗はかくことになります。

 

それを踏まえて、防災バックには汗拭きシートやその他の制汗剤などをいれておくことを勧めます。

 

もしそれが無理でも、なにかタオルの代わりになるようなものがあれば、それを濡らして体をふくことで多少はましになります。

ただしこの時も、一人ではせず、信頼できる人と一緒にするようにすべきです。

 

避難所での暑さ対策

ただでさえ緊張状態にあり体は熱いと思います。

 

過密状態でしかも夏だったりすれば熱中症の危険性は高まり、特に高齢者は死活問題となります。

 

災害発生後、ボランティアが避難所に物資を送ってきてくれることが多いです。

 

巨大扇風機をいくつか送ってきてくれた、なんてこともあり、それが大勢の被災者の方々を救いました。

 

私たち個人では、熱い時期に被災しても熱中症にならないよう、いくつか用意しておくべきものがあります。

・保冷剤
・クールジェル
・クールスカーフ
・電池式小型携帯扇風機
他にもたくさんありますが、ここらへんを用意しておくと涼しくいることができやすく思います。
避難先は停電していたり電気容量のオーバーによって電化品を使うことができない場合が多いため、なるべく電池で動くものや電力を必要としないものを用意しておくのが好ましいです。

避難所での寒さ対策

寒さをしのぐ際も同じで、場所取りがモノを言います。

 

最悪の場合、真冬の寒い夜に廊下で寝転がらなくてはいけなくなる人たちも多く、体力をどんどん奪っていきます。

 

なるべく重ね着をし、毛布も羽織ります。

そして同時に、新聞があれば新聞で体を覆うのもよいとされています。

ゴミ袋に頭と腕を通す穴をあけて着るのもよい保温効果があると紹介されているので、それWも試してみるとよいです。

 

避難所でのたばこの問題

受動喫煙が問題になりどんどん愛煙家の肩身が狭くなっていっていますが、避難所では明確なルールがないことが多く、周りを顧みずに一服している人たちも多くいるそうです。

 

そういう場合、やはり直接本人に言うとイライラからもめ事に発展する可能性が高くなります。

 

なのでそういった際にはやはり同じ悩みを持っている人たちとつるみ、団体で交渉するのが危険が少なくなるように思えます。

 

老若男女、病気がある人もない人もいます。

 

そんな中でタバコを吹けばもちろん害はあります。

 

禁煙スペースを作ったりしたいものですね。

 

避難所での生理用品の不足問題

避難所ではナプキンやタンポンなどの生理用品も不足しがちです。

 

しかし、少なくない男性が生理用品の重要さを知らず、送り返したような人までいるようです。

 

千羽鶴を送らないようにというツイートが最近話題になりましたが、千羽鶴を送るのであればそのお金で生理用品を買って送ってあげたほうが、被災者は大いに助かるようです。

用意しておくと便利な防災グッズ

以下、いくつか書き出してみます。

・ラジオ
・新聞紙(寒さ対策に。古いものでも)
・ゴミ袋(同上)
・割りばし(意外と最初は不足しがち)
・制汗グッズ、汗拭きシート
・電池式の扇風機
・車中泊するのであればシガーソケットで充電できる充電器
・飲み水、乾パンなど
・懐中電灯
・携帯電話・スマートフォンの充電器と予備バッテリ―
・毛布やタオルケット(寒暖を凌ぐ)
・毛布などを数枚(女性が着替える専用のスペースはない場合があるので、仕切りを作るために用意
・生理用品
・歯磨き粉、歯ブラシ
・洗顔道具
・水のいらないシャンプー
・携帯トイレ
・遠足シート(その上で生活するために)

などなど、いくつか出してみました。

 

こういったものや、他にも必要そうなものを常日頃から用意しておきましょう。

 

もちろん、出先で被災すればこういったものは持っていないのがほとんどです。

 

残念ですが、鉄の意志でどこ行くにも防災グッズを持ち歩く人はいません。

 

持ち歩くのもよいと思いますが、無理な場合、災害後は安全を確保してから何が必要になるかを考え、迅速に行動されてください。

 

では、ここまでありがとうございました。

日本は災害大国です。ほぼ毎年、天災で少なくない人々が路頭に迷うことになっています。

 

明日は我が身と考え、用意をしていくようにしましょう!