京都アニメーションの放火事件を受けて、ガソリン購入者が身分証明書の提示をしなければいけなくなってきています。

 

突然の変化に拒否する人もいると聞きますが、今後は法律の改正でそれもできなくなっていく可能性が。そこらへんについてみていきたいと思います。

 

京アニメ放火について

2019年7月18日、41歳の男が京アニに侵入し放火。犯人は助かったものの、36人の犠牲者が出てしまいました。

 

男は犯行前日の午前中に現場から6kmも離れているホームセンターでガソリンを購入しています。

 

この時、ホームセンターの店員には『発電機につかう』と説明しています。

 

身分証明の提示を今は拒否できてしまう

事件を受け、2019年7月末から、缶やボトルなどでガソリンを買う人は身分証明書の提示を求められるようになっています。

 

販売記録』をつけるためですが、それが実際の抑止力にはならないこと、今はまだ拒否できてしまうということから問題があります。

 

 

それを受け、消防庁は2019年2月1日から、身分証明の提示を義務化する法律の施行を予定しています。

 

法律の改正

身分証明書を提示する際、本人確認のほかに必要なことがこれです。

 

  • 住所
  • 氏名
  • 販売日時
  • 販売数量
  • 使用目的

 

これらを拒む不審者に関しては警察への通報がいくことになります。

 

また、本人確認に関しては常連客は省略しても問題ないそう。携行缶などでガソリンを買う人は同じ店を使っていると楽ですね。

 

罰金などはどうなりそうか(販売業者側)

消防庁によると、違反した場合の罰則も設けられる予定のようです。

 

ただし、刑事罰を設けるほどの重大事件はそうそう起こらないという見方から、販売業者が違反した場合には罰金などではなく行政指導などで対応するようです。

 

行政指導:法令による強制などではない、勧告、通告、指導。業者側の同意を求めるが、従わない場合には要件と関係ない制裁が課されることもある

 

なので、もし業者側の怠慢などで重大事件が発生した場合には厳しい罰則があるのでしょうが、基本的には軽い指導で済むと予想できます。

 

罰金などはどうなりそうか(購入者側)

購入者が身分証明書の提示などを拒否した場合には警察に通報がいきます。

 

しかしもし無理やりにでも拒否してガソリンを持ち帰った場合、法律違反ということで罰則が待っているでしょう。

 

まだ具体的なことはわかりませんが、参考として同じく購入時に身分証明書を提示しなければいけないものについてみてみます。

 

  • 未成年の喫煙 → 親権者または販売業者に50万円以下の罰金
  • 子の飲酒を止めない親 → 1万円以下の罰金(科料)
  • 未成年にアルコールを販売した業者 → 50万円以下の罰金
  • 18歳以下のアダルトコンテンツの購入 → 罰金などなし。よくて補導、行政指導など
  • 未成年のギャンブル参加 → 業者側に50万円以下の罰金

 

このように、不適切な売買をしてしまった場合、罰金は50万円以下になる可能性が高そうです。

 

(未成年の違反の場合本人には罰金が課されませんが、ガソリンは基本的に成人が買うものなので本人にもそれくらいの罰金がある可能性もあるでしょう)

 

また、一度でも罰則を受けてしまえば、それだけで前科者の仲間入りです。

 

少なくとも2020年2月以降にガソリンを買うときは、素直に身分証明書の提示に応じたほうがいいですね。

 

最後に

2020年2月以降、ガソリンを購入する際に身分証明書の提示や用途の説明などが義務となる予定です。

 

それまでも、法律上の義務はないものの、身分証明書の提示を拒否すれば業者側は警察に通報できるので、業者側も購入者側も素直にルールに従ったほうがよさそうです。