イルカといえば?

どうもこんにちは、あきもぐです。

今回はイルカについて少しまとめてみました。

(イカの「イルカとは? 仲間の種類」には映画ファインディングニモに関するネタバレが少し含まれているのでそこはご注意ください)

 

あなたはイルカショーなんかをしっかり楽しんでみる方ですか?

イルカショー

私は昔は落ち着きがなかったのでじっと座って見ることに苦手意識があったのですが、今では楽しく見られそうな気がしています。

 

イルカは実際ものすごく頭が良く、水族館のトレーナーと仲良くやっている姿を思い浮かべることも多いと思います。

 

しかし実際のところ、イルカについて「イルカはこうである!」といったような完全な理解はまだまだ先の話です。

 

一方で「イルカは超頭が良い。だから人間と同じように自慰行動や自殺をしたりもする」と言われることもあれば、他方では「意外と頭が悪く、野生のイルカに関しては人間を積極的に殺そうとする種類もいる」なんて言われたりもします。

 

また、「サメの格好の餌食」と言われることもあれば、「実際はサメより速く泳げるのでサメを突進して殺せる」と言われたりなんかもしますね。

 

このようにいろんな説のあるイルカですが、今回はその中からわかっている「確かなこと」をいくつかご紹介していきたいと思います。

 

イルカとは? 仲間の種類

イルカといえば、すがたかたちが似ていることからシャチ・クジラ・サメとセットで扱われることがあると思います。

シャチクジラサメ

 

実のところ、サメは全く関係がありません。

 

ファインディングニモに出てくる自称魚は友達なサメたちは「イルカは友達じゃねぇ!」と言っていますが、まさにその通りなのですね。

ニモのサメ

 

では、シャチやクジラはどうなのでしょう。

 

実は、イルカもシャチもクジラもすべて、「クジラ目」というものに分類されます。

クジラの仲間なのですね。

 

 

そして、クジラ目は2種類に分類されます。

 

 

一つ目が、歯の代わりにタンパク質でできたヒゲ板が上顎から生えている「ヒゲクジラ類」です。

ヒゲクジラ

 

 

シロナガスクジラ

代表的なのがシロナガスクジラで、上顎と下顎が軟骨のみで繋がっているため、直径10メートル近く口を開くことができます。(建物3~4階分に相当)

 

 

ちなみに「ファインディングニモ」で二人を飲み込みかけるクジラはこのヒゲクジラです。

ヒゲクジラの口の中

子供ながらにこのおびただしいヒゲ板(歯に見えるもの)が本当に怖かったのを覚えています。

 

 

 

そして2つ目ですが、獲物を切り裂くための歯を持つ「ハクジラ類」がいます。

海の頂点捕食者であるシャチや

シャチ

ダイオウイカも捕食するマッコウクジラ、

マッコウクジラ

そして今回の主役であるイルカなんかもそうです。

イルカ

 

このようにイルカも含まれるクジラ類にはヒゲクジラとハクジラがいますが、ハクジラのほうが圧倒的に多いことがわかっています。

 

クジラ目は現在、80種類以上が分類されていますが、そのうちの8割がハクジラ、残りの2割がヒゲクジラとなっているのですね。

 

ヒゲクジラ類で最大のものはシロナガスクジラ(最大約30メートル)ですが、一番小さいのはミンククジラ(約9メートル)です。

ミンククジラ

 

対して、最大のハクジラはマッコウクジラ(最大18メートル)で、最小のはスナメリ(1~2メートル)です。

スナメリ

 

 

まとめると、イルカ=クジラの仲間

クジラ=ヒゲクジラorハクジラ

となります。

 

もし次に水族館に行かれる際は、クジラやイルカの歯を確認して、どっちに分類されるのか見てみるのも面白いかもしれません。

 

イルカの群れの機能

現代の日本は核家族化が進んでおり、どの年代層でも肉親からの援助を受けられない人が増えてきています。

 

しかしイルカの場合は、ほとんど同じ家族形態を構成します。

 

スジイルカを例にしてみましょう。

スジイルカスジイルカ

 

スジイルカは3種類の群れを構成します。

 

種類目が、「母親と乳飲み子の形成する育児群」です。

 

この群れである程度大きくなったら、子供は2種類目の「若者群」を形成し、そこで経験や学習を積み重ねていきます。

 

その後、7歳~12歳の間で成熟した子供たちは「繁殖群」を形成し、今度は自分たちが親になっていきます。

 

 

また、スジイルカの寿命は55~60年で、3年から4年の感覚で繁殖を繰り返していきます。

つまり、多いと8~10回ほど繁殖をするのですね。

 

こうして成長度合いによって群れを変えることで、近親交配を防いだり育児の能率を高めたりすることができるのです。

 

イルカの座礁の理由とは?

よくイルカやシャチ、クジラやその他の深海魚が座礁し、話題になることがあります。

遠目から見ても悲しくなる光景で、その全容を解き明かしたいと願う学者は多いのだとか。

 

自身の前触れであるとか天変地異の前触れであるとかといった噂もありますが、実のところ座礁(ストランディング)にはいくつもの理由があり、絶対にコレだというものがありません。

 

複雑な海底・海洋条件
海洋汚染
捕食者からの逃避(実際、クジラの親子はシャチに下から襲われるのを防ぐため、浅場を回遊することがあります)
天然の毒物・疾病
地磁気の乱れ・誤認
エサの深追い(シャチが陸上のアザラシを捕食する映像を見たことがあるのではないでしょうか)
人間の活動(網に絡まっているのを捕まったあと浅場に近いところで捨てられる)
エコーロケーションの失敗

 

こういったことが理由として考えられますが、いつでも当てはまるわけでないので、まだまだ人の手で座礁を防ぐことは困難でしょう。

 

イルカの五感

あなたは五感に自信があるでしょうか。

五感

 

テレビの見すぎだったり花粉症だったり辛いものを食べたりと、いろんな要因で私たちの五感の感度は変わります。

 

イルカの場合、味覚と嗅覚は弱いです。

 

よく水族館でイルカやシャチがトレーナーさんからもらった魚を一噛みもせずにのっくんでいるのを見るかもしれませんが、大して味や臭いがわからないので、食えればokなのでしょう。

 

犬やクマなどは鼻が口元にあるのでそれでクンクンと嗅ぐことができますが、イルカの場合は呼吸するために体の上部分にいってしまったので退化してしまったようです。

イルカの鼻

 

その代わり、他の3つの感覚(聴覚・視覚・触角)は優れていることがわかっています。

 

特に聴覚はすさまじく、ハクジラ類(マッコウクジラ・イルカ・シャチ)は超音波のようなものを飛ばして獲物の位置・大きさなどを割り出します。
これはエコーロケーションといわれ、まさに自前の魚群探知機なのですね。
ちなみに人の世での魚群探知機は、安いもので数千円から、それなりだと数万、誰が使うんだろうというものだと200万のものもありました(笑)

ただしこれができるのは手強い獲物を追いかけるハクジラのみで、シロナガスクジラのように小魚やプランクトンが主なエサであるヒゲクジラ類はこういったことができないようです。

 

 

 

視覚に関しても、人間と同程度には色の明暗を感じ取れるので、最初にエコーロケーションでどんな形をしているか確認した後で、実際に近寄って獲物だと確信してから襲います。

 

 

 

また、イルカは触覚も優れており、スキンシップを好みます。仲間同士でじゃれ付きあったり、水族館さんのトレーナーさんに撫でられて喜んだりなど、さながら海の犬のような感じでしょうか。

撫でられてうっとりするイルカ

 

イルカの出産

最後に出産に関してです。

 

どの生物の赤ちゃんも、生まれたらまずは思い切り呼吸をしなくてはなりません。

 

おなかから出てくるときはどうしても道が狭く、呼吸が阻害されてしまうのですね。

 

そのため、人間の赤ちゃんはたいていは頭から出てきます。

 

 

しかしイルカの赤ちゃんの場合、肺呼吸なのに生まれる環境が水中であるというジレンマがあります。

そのため、だいたいは尻尾から出てきて、体が全て出たら真っ先に浮上できるようになっています。

イルカの出産

ただしすべての赤ちゃんがそうではないので、中には頭から出てきてしまい溺死してしまう子もいるのだとか。

 

 

また、人の平均的な妊娠期間が10か月であるのに対し、イルカはもう少し長い12か月です。

 

シャチの場合は14か月で、

 

ツチクジラ(ハクジラ目)はなんと17か月近くかかります。

ツチクジラ

(ツチクジラはマッコウクジラと姿や大きさが似ています)

 

 

このように、クジラの仲間は長い妊娠期間を経るのが一般です。

こうしてある程度大きくなった子供を産むことで、1匹しか生まなくても命を落とす可能性を減らして種の繁栄を図っているのですね。

 

終わりに

今回はクジラの仲間の中でも特にイルカに着目してみました。

水族館のヒーローでもあるイルカですが、それにはいろんな種類がいたり面白い行動をとったりと、調べていてとても面白いです。

 

以上、かなり雑学的な感じではありましたが、肴のネタなんかにしていただけると嬉しかったりします。

 

では、また何かでお会いしましょう。