海海は、地球上に残された唯一のフロンティアと表現されることがあります。

 

実際、深海だけでまだまだ分かっていないことや発見されていない新種の生物は、宇宙のそれよりもはるかに多いとされており、宇宙開発よりも深海調査のほうが発見が多くあると言われることもあります。

 

そんな海ですが、最も深い場所はマリアナ海溝で、なんと10,911mもあります。

 

ちなみに日本で一番深いのは伊豆・小笠原海溝で、9780mもあります。

 

両者の差は1131m。1kmちょいですね。

 

では、そんな深い海で、それぞれの資格レベルを持っている人間が潜れるのはどこまでなのでしょうか?

 

それについて調べてみました。

 

オープンウォーターダイバーは?

ダイバー

オープンウォーターのライセンスを取得すれば、その人は水深18mまでバディと一緒に潜ることができるようになります。

 

とはいえ、多くのイントラはその水深を守ってくれないので、ある意味で形骸化している水深制度といえます。

 

OWでの範囲内での楽しみ

車の運転免許を取る時、教習所では最初に「じゃあ30km出してみようか」といわれることになります。

 

それで慣れないスピードに不安を抱く人もいますが、ダイビングでも同じで、最初は18mというとかなり深く感じるものです。

 

しかし慣れていくにつれて、レクリエーションダイビングにおける深さによる違いはほとんど感じなくなっており、多くの人は「20mも40mもたいして変わらないしあっという間に達している」といいます。

 

そして、それと同時に「18mまでではそのポイントの目玉のものが見れない」ことが多いのに気づくこととなります。

 

なので多くの人はアドバンスドオープンウォーターダイバーのコースにも進むことになります。

 

そうすれば沈船や、レアなマクロ生物がいるところまで行けるようになることが多いです。

 

なのでOWの場合、かつイントラやガイドがしっかりと深度を守ってくれている場合は、特にワイド系の写真撮影が楽しめると思います。

 

群れがいたり、人を日光をバックに撮ったりと、いろいろなきれいな撮り方ができるので、ぜひともOWのときに楽しんでいただきたいです♬

 

アドバンスドオープンウォーターダイバーは?

アドバンスドオープンウォーターダイバーは、水深40mまで潜ることができるようになります。

 

これも深度制限はもはや順守されているとはいえませんが、40mというのはオープンウォーターダイビングの最大深度です。

 

そもそもオープンウォーターダイビングとは「海が開いた」という意味で、すなわち何かあった時に緊急浮上できるぎりぎりの深度で、ここがレクリエーションダイビングとテクニカルダイビングとの違いです。

 

なのでこの深度は基本的に超えてはいけません。

 

また、30m(人によっては20m)あたりから窒素酔いの症状が出てきて、冷静な判断をすることができなくなる人もいます。

 

だからこそ、深くに潜る時にはいつも以上に注意深くゲージや深度計を確認しておかなくてはいけません。

 

AOWの範囲内での楽しみ

水深40mほどまでいくと、だいたいの目玉生物や目標物とは出会うことができます。

 

なので、オープンのときに見れなかった対象を見て、写真に収めるという楽しみがおすすめです。

 

また、この段階から取得できるSPの数がぐっと増えます。

 

なので、いずれダイビングを仕事に生かしたいという場合であれば、種々雑多のSPを吟味し、取得するといった楽しみ方もあります。

 

もちろん、普通に趣味としてやっていくつもりだけであれば、SPコースはほとんどやる必要がありません。

 

それどころか、中には経験本数数百本の体験ダイバーもいたりします。

 

ご自分なりの楽しみ方を見つけ、安全に楽しくダイビングをしていくのがいいでしょう。

 

テクニカルダイバーは?

テクニカルダイビングは、何かあった時にすぐさま水面に逃れることが基本的に不可能です。

 

浮上してしまえば肺の過膨張障害や減圧症にかかりやすくなり、もしくは浮上中にブラックアウトして戻らぬ人になるか、そもそもケーブダイビングなどで頭上が岩ということもあります。

 

なので、基本的にテクニカルダイビングはレクリエーションダイビングとはまるで異なった装備や膨大な訓練が必要となります。

 

しかしそれらをクリアし、ものにしてしまえば100m以上深くまで潜ることもできます。

(2000年にブルー・ホールで溺死したユーリ・ユプリスキは、やはりそれくらいの深度でパニックに陥りました)

 

水深の世界最深記録は?

そんなテクニカルダイビングですが、コマーシャル(商業)ダイビングやミリタリーダイビングでは300mほどまで潜水することもできます。

 

しかしその帰りには膨大な時間を減圧に費やさなくてはいけなくなります。

 

たとえば、現段階で最大深度の世界記録は332mまでですが、浮上には13時間以上かかり、本人も9本のタンクを使いました。

 

人間が行けるのはそこまでで、それから先は機械でなければいけないということになります。

 

まとめ

地球

いかがでしたでしょうか。

 

最初に確認した、世界最大の深さはマリアナ海溝の10911mで、日本では伊豆・小笠原海溝の9780m、その差は1131mです。

 

人がダイビングで探検できる範囲は、海の全範囲に比べれば本当に狭いものです。

 

マリアナ海溝と伊豆・小笠原海溝の深度差にもまったく届かないくらいなので、海の広さや、人の限界というのがしみじみとわかるのではないでしょうか。

 

 

では、ここまでありがとうございました。

 

海は地球に残された最後のフロンティアで、人が本格的に生身で水中世界に進出するようになったのも、まだまだ最近(1930年代)からです。

 

神秘的で、謎の多く残った海を、こらからも安全に楽しんでいきましょう!

 

あなたの楽しいダイビングをお祈りしています♬