どうもこんにちは、あきもぐです。

人間が山や海にまで手を広げるようになったのはいつでしょうか?

 

人と動物が衝突してしまって悲しい事件が起きるというのはもはや珍しいことではなくなりましたよね。

それこそ、1898年のツァボの人食いラインの事件から1915年の三毛別村のヒグマ事件など、100年以上前の事件もありますし、最近でもそういったことはよくニュースに載ってしまいます。

 

しかし、どちらかといえば人が動物を傷つけることのほうが多いとは思わないでしょうか?

基本的に人ほど、虫だろうと大型の生き物だろうと積極的に殺傷しにいく生き物はいませんよね。
百獣の王であるライオンですら、鼻の周りをぶんぶん飛び回るハエを殺そうとするまでにはいたりません。

 

しかし今回、とてもほっこりするニュースがありました。

「シカ踏切」というシステムが構築され、「今まで線路内で悲しい事故死を遂げていたシカ」が出ないようになったのですね。

 

今回はシカ踏切についてと、シカと人間との関係についていくつか見ていきたいと思います。

 

では、どうぞ。

シカと人の関係性

 

鹿

あなたは、シカが害獣であると聞いてどう思いますか?

 

当たり前じゃん

そうなの? あんなにかわいいのに

 

この二つのどちらかになると思います。

 

シカは農作物を荒らし、毎年数十億円以上の農作被害を及ぼします。(H24年では82億円)

シカに食べられてしまうので困り果てて、農業を引退してしまう生産者もいるほどで、まさに目の敵にされているのですね。

 

また、線路や道路に出没して事故に遭い、人もシカも危険にさらしてしまう個体もいます。

 

シカの対策や駆除

日本ではシカ被害への対策は

・ネットやフェンスで覆う(電気有)
・音や光、肉食動物の匂いなどで追い払う
・実際に罠などを用いて駆除してしまう(最近はシカ肉人気への期待も高まっている)

この3つが最もよく取られるそうです。

 

ただ、ネットやフェンスで覆うとしても、あまり広範囲をカバーするのは資金的にも他の生き物への影響的にも無理があります。

 

また、音や光、匂いなどを駆使しても、エサと求めて農家を荒らしにくるシカを完全に食い止めることはできないそうです。

 

なので一番効率が良いのは罠や猟銃を使った狩猟なのですが、猟師人口が減ってしまっておりこれから先が懸念されてくるそうです。

 

日本にはシカの天敵となる生き物が少なく、シカは増えていっています。

その逆に猟師が減っていってしまっているので、人の世界に表れるシカが多くなり、今日までいろいろな事故が発生してきていまっています。

 

それが、冒頭でもご紹介した線路上でのケースだったりします。

シカの知能や感情

一般的に、犬や猫は頭が良いといわれますよね。

 

シカの場合もほとんど同じで、仲間とは声でコミュニケーションを取ります。

犬や猫と同等くらいに頭が良いといわれており、喜びや怒り、悲しみの感情もしっかりあります。

 

犬や猫に関してはよくこういったニュースがヤフーニュースやツイッターで取り上げられますが、じつはシカも、仲間が交通事故で死んでしまった時などは深い悲しみを表してその場を離れないそうです。

 

奈良ではシカが有名ですが、あそこに「白ちゃん」というシカがいたのをご存知でしょうか?

シカ

 

白ちゃんは1954年に生まれました。写真のように頭に白髪が生えていたため、仲間に馴染むことが難しかったり観光客に追いかけまわされたりとかなりストレスを与えられていたためか、通常20~25年の人生で20回ほどは子供を産むのですが、彼女は一度しか産むことができませんでした。

 

しかしそんな、やっと産むことができた子供も、わずか16日後に白い車に轢かれて亡くなってしまいます。

それ以降、白ちゃんは白い車を見ると興奮して突進するようになり、最後には自分も白い車にはねられて18歳で亡くなってしまったのですね。

 

これは悲劇ですが、そのぶんシカが感情を持っていると教えてくれるケースでもあります。

人側として、「駆除」は仕方ない面もあるのかもしれませんが、「事故」となってしまうとやはり悲しいものです。

 

だからこそ、今回の「シカ踏切」は画期的ではないかと思います。

 

シカ踏切とは

シカ踏切

シカ踏切とはこのように、列車運行時に踏み切りに超音波を出すシステムです。

 

この超音波はシカにとってはジェット機の爆音のようなものだそうで、さすがのシカもその時間は踏切から遠ざかるそうです。

 

この踏切は28年に東青山駅構内に初めて設置されました。

結果、27年には17件だったシカと列車の事故はその後の3年間で3件だけになったということです。

一年に1回くらいのペースにまで落とすことができるようになったのですね。

 

現在では静岡県の伊豆急行やJR西日本も試験導入を進めており、今後の活躍が期待されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

野生動物と人間との衝突はどこの国でも増えていますが、日本では特にシカが農作物に影響を与えており目の敵にされています。

 

しかし同時に、「意図しない」死亡事故も発生しており、そのたびに仲間のシカや人が危険な目に遭ったり悲しみます。

 

そういった点で、今回のシカ踏切はとても良い解決策だったと思います。

 

では、ここまでお読みいただきありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう!