「アップルニュース」という、全世界で8500万人のアクティブユーザーがいるニュース読み放題サービスがあります。
しかし日本では配信されておらず、なぜかなーという状況。
今回は、
- その理由はなぜ?
- アップルニュースが今後、日本で出る可能性
- 出た場合の月額など
について見ていきたいと思います。
目次
アップルニュースが日本で出ていないのはなぜ?
アップルニュースは2015年9月ほどに開始されたサービスですが、英米豪くらいでしか配信されていません。
3年半経とうとしているのにいまだに日本で出ていないのは、あまり儲かっていないからであると考えられます。
ではその状態について。
当時、アップルがニュースアプリを提供開始しただけではなく、Facebookもニュース事業に進出し、グーグルもAMPを手掛けていました。
しかしこの3社の間での足の引っ張りあいもあり、広告の収益性の低さもあったことから、どれも記事を提供するメディアからすれば魅力にとぼしく・・・。
結局、一部のメディアが記事を提供するのをやめてしまったほどだそうです。
そんな低調子だったので、アップルはアップルニュースを世界的にリリースする決定をしなかったのだと思います。
(アクセス数は月間8500万人もいたのですが、収益性が低かった)
今後、日本でも配信される可能性
収益性を上げると約束した
そんなアップルニュースですが、月間8500万人ものアクティブユーザーがいるという事実や、今でもユーザー数は増えていっているということからも、ニュースアプリとして質がいいのはたしかなようです。
そのためアップルもアップルニュースで収益を確保したいと考えているらしく、記事を提供するサイトに収益性の低さを改善することを約束しています。
そのため、もしこれがうまくいけば、「世界的にリリースしても大丈夫そうだ!」ということになり、日本でもリリースされることが予想されます。
ニュースの読み放題サービスを考えている
アップルは英米豪の大手メディアに対し、ニュースの読み放題アプリへの参加を交渉しているとのことです。
これはアップルの音楽ストリーミングと同じ、月額性のサービスにしようとしているらしく、うまくいけば収益が上がって日本をふくむ世界有でリリースされる可能性があります。
とはいえ大手メディアからは「月額費用の50%をアップルの取り分とする交渉で、自分たちにはうまみがなさすぎる!」という不満も出ているとのこと。
どうなるかはわかりませんが、最終的にアップルが折れた場合、取り損ねた収益を確保するためにも他国に進出してくる可能性は十分あると思います。
アップルは5Gへの対応が遅れている
5Gは4G以上に高速で安定したインターネット環境を生み出し、スマホの利用方法すら変えてしまいかねないといわれているほどのものです。
そしてそれは、2020年の初頭くらいから先進諸国で広がり始める見込みです。
しかしアップルは遅く、iphoneなどに実装させることができるようになるのは2020年後半の見込み。あまりにも致命的な遅れです。
この致命的な遅れを取り戻すためにも、iphone人気の根強い日本などで、アップルニュースを含むサービスをリリースし、顧客をつなぎとめることも考えられます。
配信された場合の月額は?
他にアップルが提供しているサービスを参考にしてみましょう。
- Apple Music~約1000円
- iCloud(2TB)~約1000円
- Texture~約1000円
すべて英米豪でのドル金額を日本円に換算したものですが、こうなると日本でも1000円くらいとなる見込みがつきます。
「ニュース見放題アプリ」で大手メディアから疑問や不満の声が出たように、アップルは提携メディアや提携企業よりもユーザーに甘いのでしょうか?
アップルが「ニュース見放題アプリ」を世に出すにはメディアとの交渉がひつようです。
なので今後どうなるかはまだわかりませんが、いっても1000円くらいであってほしいものですね。
まとめ
ではここまでありがとうございました。
アップルの現行のニュースアプリは日本ではリリースされていません。
また、アップル独自の自力による検閲作業があるので、メディアは記事を書いても載せてもらえないということもあり、交渉はそれほど早く進みはしなさそうです。
しかし腐っても大企業。今は落ち目ですが、まだまだ力はあります。アップルが折れるか大手メディアが折れるかして「ニュース読み放題アプリ」は生まれ、いずれ5Gにあわせて日本でもリリースされるのではないでしょうか。